出版社内容情報
桃太郎、かぐや姫、金太郎の裏に驚愕の真実が。
数あるおとぎ話には驚くべき日本古代史を解く鍵が隠されている! 聞きなじんだ話の奥にある真実に、知的好奇心が掻き立てられる書。
おとぎ話の起源は恐ろしく古いらしい。そして、日本のおとぎ話の中には、たとえば浦島太郎のように、『日本書紀』『古事記』『万葉集』『風土記』といった古代史を代表する文書のことごとくに登場する話まである。長い時代を経てなおも生き残ったおとぎ話その中には、古代史の真実への大きなヒントが隠されているに違いない。その視点から、本書のおとぎ話への旅がはじまるのである。
▼本書では、10あまりのおとぎ話が取り上げられ、その背後が探られていく。古代人は何を語ろうとしたのか。その話を語り継いだ人々は何を残そうとしたのか。権力者が作った正史の隙間をうめる話、悲劇の主人公を鎮魂する話……。その道のりを追う中で、ひとつのモティーフが浮かび上がってくるのである。
▼ひとつひとつの話をテンポ良く読み進めるうちに、読者は必ずや歴史の奥底にある壮大なロマンにたどりつくはずである。知的興奮を刺激して止まない一冊である。
●第1章 おとぎ話と古代史の奇妙きてれつな関係の巻
●第2章 浦島太郎と竹内宿禰の謎の巻
●第3章 『竹取物語』に隠された古代史の闇の巻
●第4章 金太郎伝説と酒呑童子説話の裏側の巻
●第5章 一寸法師と祟る水の神の巻
●第6章 ヤマト建国とおとぎ話の不思議な関係の巻
●第7章 因幡の白兎に隠された邪馬台国の巻
●第8章 桃太郎と謎の吉備の巻
●第9章 ヤマトタケルとヤマトの謎の巻
●第10章 鶴の恩返し(鶴女房)の謎の巻
●第11章 天の羽衣伝承に残された謎の巻
●第12章 カゴメ歌の謎の巻
●第13章 伊勢神宮とトヨの秘密の巻
内容説明
浦島太郎、一寸法師、かぐや姫、桃太郎…。秘められた日本古代史の驚くべき真実を彼らはみんな知っていた。
目次
おとぎ話と古代史の奇妙きてれつな関係の巻
浦島太郎と武内宿彌の謎の巻
『竹取物語』に隠された古代史の闇の巻
金太郎伝説と酒呑童子説話の裏側の巻
一寸法師と祟る水の神の巻
ヤマト建国とおとぎ話の不思議な関係の巻
因幡の白兎に隠された邪馬台国の巻
桃太郎と謎の吉備の巻
ヤマトタケルとヤマトの謎の巻
鶴の恩返し(鶴女房)の謎の巻
天の羽衣伝承に残された謎の巻
カゴメ歌の謎の巻
伊勢神宮とトヨの秘密の巻
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。古代をテーマにした書籍を意欲的に執筆している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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