出版社内容情報
自立する国家に必要な総理大臣の器を見定める。
小泉政権でこの国は本当に大丈夫か? 戦後政治最大の功労者である著者が、自立する国家に必要なリーダー像と政治ビジョンを熱く語る。
小泉ポピュリズム政治の限界が露呈しはじめた。漂流する日本の舵取りは、いったい誰に託すべきか。二大政党制、政界再編へのシナリオはいかに。戦後政治の現場をつぶさに見てきた稀代の政治家が、議員バッジをはずしてもなお、国を憂い、真に自立した国家のヴィジョンを語る。
▼著者は、戦前と今日の政治状況が奇妙に符号していることを指摘する。1936年の「二・二六事件」から大東亜戦争で敗戦を迎えるまでの間と、90年代のバブル崩壊後の10年あまりのことである。ともにこの間、10人近くの総理大臣が登場しては消え、政治リーダーが国家の基本政策をないがしろにしていた。その先にあるのは、崩壊の一途である。今こそ取り組むべきは、憲法、教育基本法の改正、安全保障、東アジア外交における骨太の政策ではないのか。自らの政権を回想し、「政治家は歴史法廷の被告席に立たされている」と説く。政治から歴史観、人生観まで中曽根哲学の真髄を結集した書である。
●第1章 総理の条件
●第2章 国家とは何か
●第3章 憲法改正試案
●第4章 安全保障の原則
●第5章 教育の要諦
●第6章 リーダーの仕事
内容説明
小泉ポピュリズム政治の限界が露呈しはじめた。漂流する日本の舵取りは、いったい誰に託すべきか。二大政党制、政界再編へのシナリオはいかに。戦後政治の現場をつぶさに見てきた稀代の政治家が、議員バッジをはずしてもなお、国を憂い、真に自立した国家のヴィジョンを語る。憲法、教育基本法の改正、安全保障、東アジア外交など、この国の総理に望む骨太の政策とは。自らの政権を回想し、「政治家は歴史法廷の被告席に立たされている」と説く。政治から人生観、宇宙観まで、中曽根哲学の真髄を結集した書。
目次
第1章 総理の条件
第2章 国家とは何か
第3章 憲法改正試案
第4章 安全保障の原則
第5章 教育の要諦
第6章 リーダーの仕事
著者等紹介
中曽根康弘[ナカソネヤスヒロ]
1918(大正7)年群馬県生まれ。東京帝国大学法学部政治学科卒業。1947年、群馬3区から衆議院議員(民主党)初当選。科学技術庁長官、運輸大臣、防衛庁長官、自民党総務会長、通産大臣、自民党幹事長、行政管理庁長官などを歴任。1982年、第11代自民党総裁、第71代内閣総理大臣に就任。1987年11月、任期満了により戦後3番目の長期政権(1806日)の幕を閉じる。2003年10月、衆議院議員を辞職。その後も、(財)世界平和研究所会長、アジア・太平洋議員フォーラム名誉会長などの要職を務める
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