出版社内容情報
製造業のコスト競争力を上げる具体的ノウハウ。
トヨタ生産方式や「ムダ・ムラ・ムリ」をなくす、QC(品質管理)による不良品撲滅など、現場のコストダウンのすべてを一冊にまとめた。
「ものづくりが日本の経済を支えている」という表現が大袈裟でないほど、日本の製造業の国際競争力は高い。それは製造現場である工場の生産性の高さに裏打ちされている。本書は(1)利益を上げたい、(2)競争力をつけたい、(3)高品質の製品を廉価で社会に提供したい、との目的を達成するために、コストダウンをいかに進めるかのノウハウを理論面、実践面から詳述している。
▼具体的には、トヨタ生産方式や「ムダ・ムラ・ムリ」をなくす手法、省エネルギーや廃棄物削減などについて、図解でわかりやすく簡潔に紹介している。これまでは、製品の企画、設計、製造と工場出荷までのコストダウンが一般的であったが、これからは、それプラス物流・販売、消費・サービス、修理、廃棄・環境保全、リサイクルまでを含めたコストダウンが必要になるという。
▼本書は、製造業の中小企業経営者や管理者、技術スタッフだけでなく、販売セールスの方が読んでも参考になるだろう。
[1]考え方と理論編・コストダウンに取組む前にこれだけは頭に入れておこう
●第1章 製品・部品の原価把握こそ利益向上の第一歩である
●第2章 現場に即した見積もり方法を確立し適正なコストを算出する
●第3章 現場で取組むコストダウン活動の手順
[2]実践編・コストダウン活動を有効に展開するための具体的手法
●第4章 改善手法を応用し、コストダウン活動を実践していこう
●第5章 こうすれば現場のあらゆるムダなコストが排除できる!
●第6章 QCによる不良撲滅もコストダウンに大きく貢献する
●第7章 省エネルギーと廃棄物の削減は環境保全に貢献する
内容説明
明日から使える実践的なアイデア・ヒントが満載。
目次
1 考え方と理論編・コストダウンに取組む前にこれだけは頭に入れておこう(製品・部品の原価把握こそ利益向上の第一歩である;現場に即した見積り方法を確立し適正なコストを算出する;現場で取組むコストダウン活動の手順)
2 実践編・コストダウン活動を有効に展開するための具体的手法(改善手法を応用し、コストダウン活動を実践していこう;こうすれば現場のあらゆるムダなコストが排除できる!;QCによる不良撲滅もコストダウンに大きく貢献する;省エネルギーと廃棄物の削減は環境保全に貢献する)
著者等紹介
岡田貞夫[オカダサダオ]
1938年生まれ。岡田技術経営コンサルタント代表。技術士(機械)、中小企業診断士、職業訓練指導員の資格を持ち、岡山県技術アドバイザー、岡山商工会議所アタックメイト高度技術者、中小企業大学校、中国職業能力開発大学校講師としても活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。