出版社内容情報
馴染みの薄い神話世界が27話の物語で読める。
日本人にはとっつきにくい遠くの神話世界が、著者独特の解釈に彩られた27話の物語で読める。ヨーロッパ文化の本質を知る入門の一冊。
聖書とともにヨーロッパ文化の根幹をなすギリシア神話。紀元前のはるか昔、ギリシアの地に誕生した神々の物語は、地中海の多くの島々に伝わりながら、多彩な神話群を形成するようになった。本書は、この壮大なギリシア神話のなかから、オリュンポス12神、亡き妻を追って冥界に下りるオルペウス、12の難業を克服したヘラクレスなど、27の物語を選りすぐった、血わき肉おどる小説仕立ての読み物。著者いわく、「ギリシアの神話は聖書の物語と違って、いかめしくない。陽気で喧嘩っ早く、才知にあふれたギリシア人にとって、ただひとりの男神だけがいて女神がひとりもいない情景というのは、魅力がなかった」。この人間味あふれるギリシア神話の世界を、すばらしい翻訳があますところなく伝える。著者のロバート・グレイヴズは神話研究の第一人者。「アラビアのロレンス」の伝記作者としても知られる。巻末に阿刀田高氏の解説エッセイがついている。
●第1章 オリュンポスの館
●第2章 そのほかの神々
●第3章 デメテルのさらわれた娘
●第4章 ティタン神族
●第5章 地下の世界、タルタロス
●第6章 ヘルメスの誕生
●第7章 オルペウス
●第8章 デウカリオンの洪水
●第9章 オリオン
●第10章 アスクレピオス ほか
内容説明
聖書とともにヨーロッパ文化の根幹をなすギリシア神話。紀元前のはるか昔、ギリシアの地に誕生した神々の物語は、地中海の多くの島々に伝わりながら、多彩な神話群を形成するようになった。本書は、この壮大なギリシア神話から、オリュンポス12神、亡き妻を追って冥界に下りるオルペウス、12の難業を克服したヘラクレスなど、27の物語を選りすぐったもの。
目次
オリュンポスの館
そのほかの神々
デメテルのさらわれた娘
ティタン神族
地下の世界、タルタロス
ヘルメスの誕生
オルペウス
デウカリオンの洪水
オリオン
アスクレピオス〔ほか〕
著者等紹介
グレイヴズ,ロバート[グレイヴズ,ロバート][Graves,Robert]
1895~1985年。イギリス・ロンドン生まれ。詩人、作家。アイルランドの詩人を父に、歴史家ランケを母方にもつ。自伝『すべてのものへの別れ』(1929年)で戦後世界への幻滅を語り、強い衝撃を与える。以降、アメリカの詩人ローラ・ライディングとともに地中海のマヨルカ島で隔絶生活を送った。1961~1966年、オックスフォード大学詩学教授
椋田直子[ムクダナオコ]
1941年東京生まれ。東京大学文学部大学院修了。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アヴォカド
taverna77
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
さつき
ぴよぴよーーーーー