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新潮文庫
ぼくを忘れたスパイ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102176818
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

父がスパイだった?それも辣腕?競馬狂いで借金まみれのチャーリーは、金目当てで認知症の父を引き取ってから次々と奇怪な出来事に見舞われる。尾行、誘拐未遂、自宅爆破に謎の殺し屋の出現。あげく殺人犯に仕立てられ逃げ回る羽目に…。父は普通の営業マンではなかった?疑念は募る。普段のアルツハイマーの気配も見せす、鮮やかに危機を切り抜ける父の姿を見るたびに―。

著者等紹介

トムスン,キース[トムスン,キース][Thomson,Keith]
フランスでセミプロの野球選手、ニューズデイ紙の漫画家、映画監督、脚本家など様々な職を経て作家になる。ニュース・ウェブサイト“ハフィントン・ポスト”で謀報に関する記事も書いている。米国アラバマ州在住

熊谷千寿[クマガイチトシ]
1968年宮城県生れ。東京外国語大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

60
既に『コードネームを忘れた男』を読了してしまっているので、その前日譚のように読んだ。何者かに監視されてるドラモンド。アルツハイマー型認知症にも関わらず、鋭い感覚は失っていない。息子のチャーリーが保護されたドラモンドを迎えに行く。そこから陰謀の渦中に飲み込まれてしまう。死んだはずの母との再会は、リタイアしたスパイが暮らす豪華施設。そしてチャーリーはスパイ夫婦の子だったという出生の秘密も明かされる。その施設からの逃亡も劇的だ。特にドラモンドがヘリを操縦する描写は、ハリウッド映画のようだった。2021/08/01

うまる

31
【マン読:私5】認知症の父さんが元スパイ?! 確かにスパイものの斬新設定だけど、もうちょっと振り切ってほしい感じがします。認知症が中途半端と言うか、危険な状況ほどスイッチONだから、ガンガン活躍してあんまりピンチ感がないんですよね。題名通り、息子を忘れてしまうシーンはないし。死にそうなときに、あんたダレ?くらいやってほしかったな。まぁ下巻はどうかわからんけど。どんどん誰も信用できない状況になってきて、どう収拾するのかは気になります。下巻へ🐕2022/11/19

Dai(ダイ)

16
元辣腕スパイが認知症になり、危機の時だけ意識がハッキリとし…などというマンガのような設定でどこまで話を引っ張れるか?2016/08/02

つーこ

15
スパイだって老いるよね。アルツハイマーになったスパイって、設定が面白い!もっとほのぼのした話なのかと思ったら、めちゃめちゃ危機迫る展開!でもそこは元スパイの父親がかっこ良く毎回危機を乗り越える。さらに時々アルツハイマーの症状が出てきて・・。海外小説にありがちな人物背景をくどくど書き連ねることなく、さっぱりした文章なので読みやすかった。下巻も楽しみだ。2012/05/25

rakim

9
かつては敏腕スパイだった父は認知症?なのに襲いかかる敵には明晰に対処する・・と言う設定は少々無理があるかも。翻訳本の読みにくさもあってもう一つ入り込めないままに時間がかかってやっと上巻終了。下巻も購入済なので読むけれども・・・。2017/07/31

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