出版社内容情報
やさしさと強さを育む、「神」が教えてくれた子育て法。
本物の人間をつくるには愛をこめて、育てる以外に方法はありません。子ども受難時代だからこそ考える、子どもの愛し方と育て方。
子どもに厳しく当たってしまった後で、「今度こそはもっとよい親になろう」と決心する、そんなことを何度も繰り返してしまうのが人間です。1章の冒頭で紹介する「親の祈り」には全編を通して著者が語り続ける親子の姿が浮かび上がってきます。
▼「アイ・ラブ・ユー」といい続け、心と心を結び合せる――こんな簡単なことがなかなかできないのが、今の親子です。人間としての幸せを考えた時、親は子どもにたった1つのこと、人間として一番大切な思いやりの気持ちを育てることが必要なのです。
▼「親は、自分が持っていないものを子どもに与えることはできません。優しい心を持った子どもに育ってほしいと思えば、親がまず、思いやりのある人となり、他人の痛みをわかろうと努力をすることが必要」と、やさしい言葉で語りかけるシスターの子育てのヒントには現代の教育で忘れられた大切なことが溢れています。
●第一章 親の祈り
●第二章 やさしさの中に強さを
●第三章 人を生かすもの
内容説明
「今度こそよい親になろう…」といつも思っているあなたに。「まず親である自分が変わること」「ありのままの子どもを宝として大切にする」…、シスターが語る、ほんとうの子育てのヒント。
目次
第1章 親の祈り(「親の祈り」;キャンドルサービス;子どもは「宝」 ほか)
第2章 やさしさの中に強さを(思いやりのある子に;甘やかすことと、やさしくすること;子ども自身の力を信じる ほか)
第3章 人を生かすもの(「私が願うのは」;「もうちょっと生きてみよう」;生存本能を超えるもの ほか)
著者等紹介
渡辺和子[ワタナベカズコ]
1927年2月、教育総監・渡辺錠太郎の次女として旭川市に生まれる。1951年、聖心女子大学を経て1954年、上智大学大学院修了。1956年、ノートルダム修道女会に入りアメリカに派遣されて、ボストン・カレッジ大学院に学ぶ。1974年、岡山県文化賞(学術部門)、1979年、山陽新聞賞(教育功労)、岡山県社会福祉協議会より済世賞、1986年、ソロプチミスト日本財団より千嘉代子賞、1989年、三木記念賞受賞。ノートルダム清心女子大学(岡山)教授を経て、1990年3月まで同大学学長。現在、ノートルダム清心学園理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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