われは熊楠

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163918402
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「知る」ことこそが「生きる」こと

研究対象は動植物、昆虫、キノコ、藻、粘菌から星座、男色、夢に至る、この世界の全て。
博物学者か、生物学者か、民俗学者か、はたまた……。 


慶応3年、南方熊楠は和歌山に生まれた。
人並外れた好奇心で少年は山野を駆け巡り、動植物や昆虫を採集。百科事典を抜き書きしては、その内容を諳んじる。洋の東西を問わずあらゆる学問に手を伸ばし、広大無辺の自然と万巻の書物を教師とした。
希みは学問で身をたてること、そしてこの世の全てを知り尽くすこと。しかし、商人の父にその想いはなかなか届かない。父の反対をおしきってアメリカ、イギリスなど、海を渡り学問を続けるも、在野を貫く熊楠の研究はなかなか陽の目を見ることがないのだった。
世に認められぬ苦悩と困窮、家族との軋轢、学者としての栄光と最愛の息子との別離……。
野放図な好奇心で森羅万象を収集、記録することに生涯を賭した「知の巨人」の型破りな生き様が鮮やかに甦る!

内容説明

慶応3年、南方熊楠は和歌山に生まれた。人並外れた好奇心で少年は山野を駆け巡り、動植物や昆虫を採集。百科事典を抜き書きしては、その内容を諳んじる。洋の東西を問わずあらゆる学問に手を伸ばし、広大無辺の自然と万巻の書物を教師とした。希みは学問で身をたてること、そしてこの世の全てを知り尽くすこと。しかし、商人の父にその想いはなかなか届かない。父の反対をおしきってアメリカ、イギリスなど、海を渡り学問を続けるも、在野を貫く熊楠の研究はなかなか陽の目を見ることがないのだった。世に認められぬ苦悩と困窮、家族との軋轢、学者としての栄光と最愛の息子との別離…。かつてない熊楠像で綴る、エモーショナルな歴史小説。

著者等紹介

岩井圭也[イワイケイヤ]
1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年『永遠についての証明』で野性時代フロンティア文学賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

335
本日関西日帰り出張のため、4作読めました。まずは第一弾、第171回直木賞候補作3作目(3/5)、岩井 圭也、2作目です。紀州の天狗、森羅万象の求道者、破天荒な南方 熊楠の生き様を感じ取りました。直木賞ノミネートも納得、直木賞予想(本作本命)もスティです。 https://bessatsu-bunshun.com/n/nd120af8d837f?magazine_key=m8dc1be6e62f2 2024/06/14

しんごろ

311
南方熊楠。正直に言うと知らなくて、ここ最近のクイズ番組とかで有名な学者さんでなんだと知りました。老いて尚知るという気持ちです。子供の頃は、天狗(てんぎゃん)と言われる怪童?で癇癪持ち。やってることは支離滅裂、破天荒というべきか、滅茶苦茶ですが、飽くなき探究心と好奇心が、彼の背骨であることは間違いなく、学者バカと言っても過言ではない。これは家族も大変だ。むしろ、弟の常楠の方がたいしたもん。熊楠のことより、父の後を受け継いだ弟の常楠の酒造の方が気になる。今は“世界一統”という酒造。買って吞むしかないね。2024/09/26

修一朗

264
在野の研究者で博覧強記,粘菌の研究で名を馳せ,ネイチャーほか著名雑誌に掲載多数,といったところが予備知識。右脳の働きを制限されるタイプの側頭葉てんかんは,記憶や言語に異常な能力を発揮することがあるという。サヴァン症候群型の天才だ。読んでいるうちに牧野富太郎やフィンセントヴァン・ゴッホの生涯を思い浮かべた。周囲に面倒をまき散らしながらも好きなことしかできない。好きなことには際限のない集中力を発揮できる。ゴッホの弟テオ,牧野富太郎の嫁スエ子のように,南方熊楠の人生は弟とお嫁さんの献身なくしては成り立たない。2024/12/08

のぶ

230
伝記小説としてはその人物像が良く描かれていた。個人的に熊楠のことは和歌山出身の知の巨人にして、奇人という断片の知識しかなかったので、その全貌を知る事ができて嬉しかった。熊楠の学問は博物学、民俗学、人類学、植物学、生態学など様々な分野に及んでおり、その研究へののめり込み方から、奇人との評判が付いたのだろう。本作を読んで、それは知識欲からくる純粋なものであり、変人にはあたらない事で誤解を解く事ができた。妻の松枝について熊楠を支えた姿に感銘を受けた。朝井まかてさん「ボタニカ」の牧野富太郎にも通じるものを感じた。2024/05/22

hirokun

214
星3 直木賞候補作に選出されたこと、また岩井圭也さんの作品ということで期待して読み始めた。南方熊楠については、在野の知の巨人、昭和天皇への在野学者によるご進講ぐらいしか知識として持ち合わせていなかった為、この作品で南方熊楠について詳しく知ることが出来た。作品としては伝記的な要素が強いためか、あまりドラマチックな展開がなく、淡々とストーリ展開がなされているように感じた。2024/06/14

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