愛の本―他者との「つながり」を持て余すあなたへ

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784569636702
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

人間関係をラクにする考え方を処方。

他者とつながりたい、という強い思いとは裏腹に、人間関係に悩む人は多い。気持ちがすっとラクになる「幸福のデザイン」への処方箋。

自分なりに納得のいく生き方を探ろうとするとき、自分一人だけに頼ろうとすれば、どうしても行き詰まってしまう。わたしたちの「生」は、周りの人と気持ちが通じたり、自分の考えや行動が他者や社会に認められることによって、より広がりと深さを持つようになるからだ。

▼本書では、わたしたちが他者や社会をどのように考え、どう関わっていけばほんとうに「幸福」になれるのかを、やさしい語り口で説く。「私にとっての<ほんとう>」を見つけ、「つながり」の中で自分を活かすためのゆるやかな処方箋。

▼プロローグ 「つながり」への揺れる想い


[1]幸福のかたちって?


[2]「本当の私」から「私にとっての<ほんとう>」へ


[3]自分以外の人間を「他者」とみるわけ


[4]よそよそしい「社会」を自分にどう馴染ませようか?


[5]「繊細な心」をちょっと鍛える


[6]「つながり」の中で自分を活かすためには

▼エピローグ ささやかながら愛について

内容説明

他者の陽だまりの中、人は「生のあじわい」にふれる。そこでは影さえも愛おしい。「幸せの扉」への社会哲学的アプローチ。

目次

プロローグ 「つながり」への揺れる想い
1 幸福のかたちって?
2 「本当の私」から「私にとっての“ほんとう”」へ
3 自分以外の人間を「他者」とみるわけ
4 よそよそしい「社会」を自分にどう馴染ませようか?
5 「繊細な心」をちょっと鍛える
6 「つながり」の中で自分を活かすためには
エピローグ ささやかながら愛について

著者等紹介

菅野仁[カンノヒトシ]
1960年、宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。東北大学文学部助手などを経て、1996年より宮城教育大学教育学部助教授。専攻は社会学、コミュニケーション論

たなか鮎子[タナカアユコ]
1972年生まれ、仙台出身。現在は東京に在住。イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍中。また、手作り絵本雑誌「caramelo」を発行
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Jas

6
『友だち幻想』にも繋がる内容。他者との<つながり>を持て余していたので手に取りました。本というのは、内容はもちろん大事だけれど、読むタイミングも大事ですね。読んだときの自分に響くかどうか。読んでいて、社会に対してマイナスなイメージしか持っていない自分に気が付きました。説教がましくなく、寄り添うように語りかけてくれる著者のお陰で、反感を持たずに読むことができます。かねてから『本物』を探し求めていたので、<自分にとってのほんとう>を探すことがスタートだという著者の言葉に、それでいいんだと背中を押されました。2021/05/18

西嶋

6
内容は同著の「ともだち幻想」と概ね同じで、どんな人とも適切な距離をとることが必要、ということ。家族であっても。けど頭でわかっても心理的な問題で思うようにいかないケースが多いのでは?その心理的障壁についてもっと掘り下げないと絵に描いた餅みたいになってしまっているのでは?と感じた。2015/07/25

寛生

6
1度目に読んだときと、二度目に読んだときの印象がかなり違った。終わりのほうがいいですね。現実の私と理想とする私をどうやって結んでいくのか、とこの本は問う。2012/09/29

shikashika555

5
普段さほど気にならない 挿絵がとても訴求力を持っている。女の子の挿絵。「成長を促す本」というのは大体が男性相手に書かれていて、女性はその支え手であったり欲求の対象として描かれるんだけど、この男性著者は女性を 成長するひとりの人間として見ていると感じ、とても新鮮だったしうれしかった。 私の許可無く勝手に私を「対象化」してくる存在が「他者」。他者との関係において致命的な傷を負わないだけの「精神的な構え」が必要。 自分自身の「生のあじわい」が他者や社会に繋がる可能性の探索。という部分がが印象に残った。2018/12/31

斑入り山吹

4
普段のわたしなら絶対に入らないようなオーガニック系のお店に入ったら、なぜか古本が置いてあって、なんだか手に取って冒頭を読んだら意外と読みやすかったので、普段のわたしなら絶対買わないであろうこのような本を買ってしまった。40も過ぎれば書いてあることはだいたい分かる。そうなんだよねぇ、と再確認する程度。でも本当に読ませたいような若いあたりって、自分もそうだったけれど手を出さないんじゃないかなぁ。悪くはなかったよ、でもわたしにはもはや必要なかった、そういう本。2010/11/24

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