女帝論―「天皇制度」の源流を訪ねて

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女帝論―「天皇制度」の源流を訪ねて

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569636481
  • NDC分類 163

内容説明

皇室の祖先神アマテラスはなぜ女神なのか?日本固有の「女神信仰」の謎が、いま解き明かされる。

目次

女帝の本源はどこに求められるか
キサキとは何か―京都府賀茂川
国生み神話の伝承と謎を訪ねて―徳島県名西郡神山町・淡路島
太陽の女神アマテラスと海(渥美半島伊良湖岬・神島・鳥羽石鏡;三重県伊勢市)
玄界灘航路を守護する宗像三女神―福岡県宗像市
オキナガタラシヒメと八幡信仰―大分県宇佐市
出雲のキサガイヒメと佐太大神―島根半島加賀潜戸
熊野の自然と女の霊力―紀伊半島熊野
諏訪の御柱信仰と生き神信仰―長野県諏訪
三輪山伝説と最初の女帝のイメージ―奈良県桜井市三輪
卑弥呼と聞得大君にみる巫女王の伝統

著者紹介

呉善花[オソンファ]
1956年、韓国・済州島生まれ。韓国女子軍隊経験をもつ。83年に来日し、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)を修了。現在、評論家。拓殖大学国際開発学部教授

出版社内容情報

日本社会特有の「女性優位の心理」は、いかなる精神文化に由来しているのか――。「天皇制度」の源流を訪ねながら、独創的な日本論を展開。

天皇が政治的な統治権力を持っていたのは歴史のなかでわずかな期間であったが、一貫して日本の精神文化的な象徴権威としてあり続けてきた。なぜ権威の持続が可能だったのか。本書はこの問題を追究する一冊として書かれている。

▼著者は、天皇の精神文化的な権威の核にあるのは自然宗教的なものではないか、そのなかには自然生命を育む母性への信仰が半分はあるのではないか、それを保持し続けてきたことが皇室の持続を可能にしてきたのではないか、と推論する。日本には、古くは彼方の山や鳥などを遥拝する自然信仰があり、各地の氏族共同体の祭祀を行う巫女が山の神や島の神を祀る。さらに、神霊と接触することから巫女を神のキサキとみなし、崇拝する信仰が生まれ、それらが語り継がれていく中で女神信仰が生まれた――。

▼日本全国の女神の由来や足跡を訪ね、壮大な古代ドラマの中に女帝の本源を探る、著者渾身の一冊。女帝の是非をめぐる論議に一石を投じる!

[プロローグ]女帝の本源はどこに求められるのか 
[一]キサキとは何か――京都府加茂川 
[二]国生み神話の伝承と謎を訪ねて――徳島県名西郡神山町・淡路島 
[三]太陽の女神アマテラスと海(その1)――渥美半島伊良湖岬・神島・鳥羽石鏡 
[四]太陽の女神アマテラスと海(その2)――三重県伊勢市 
[五]玄海灘航路を守護する宗像三女神――福岡県宗像市 
[六]オキナガタラシヒメと八幡信仰――大分県宇佐市 
[七]出雲のキサガイヒメ佐太大神――島根半島加賀潜戸 
[八]熊野の自然と女の霊力(その1)――紀伊半島熊野 
[九]熊野の自然と女の霊力(その2)――紀伊半島熊野 
[十]諏訪の御柱信仰と生き神信仰(その1)――長野県諏訪 
[十一]諏訪の御柱信仰と生き神信仰(その2)――長野県諏訪 
[十二]三輪山伝説と最初の女帝のイメージ――奈良県桜井市三輪 
[エピローグ]卑弥呼と聞得大君にみる巫女王の伝説