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鬼・雷神・陰陽師―古典芸能でよみとく闇の世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569635989
  • NDC分類 772.1

内容説明

古来、日本人は鬼や怨霊といった「もののけ」の存在を信じ、語り継いできた。本書は、それらをモチーフとする能や歌舞伎などの舞台を通して、日本人の心の深層に広がる闇の世界をよみとく。陰陽道を駆使して平安京の悪霊に立ち向かった安倍晴明。雷神として恐れられつつも、信仰の対象となった菅原道真。酒呑童子などの鬼退治で名を馳せた渡辺綱。人間社会と闇の世界との境界にいた彼らはどのように演じられ、観客を魅了するのか。芸能文化を探究する気鋭の語り部が、跳梁跋扈する「もののけ」の世界に誘う。

目次

緒帖 闇はいざなう
第1帖 陰陽師安倍晴明、平安京の闇に君臨す(日本の歴史・文化は陰陽道に満ちている;陰陽道の総帥は賀茂家から安倍家へ;語り継がれる晴明伝説;芸能にみる安倍晴明)
第2帖 史上最強の御霊菅原道真、内裏を襲撃す(神童、長じても凡人とならず;都を去る道真;御霊から神へ;芸能にみる菅原道真)
第3帖 悪鬼バスター渡辺綱、奮闘す(主君・源頼光をめぐって;土蜘蛛登場;酒呑童子退治;頼光四天王;茨木童子という宿敵;芸能にみる渡辺綱)
終帖 それでものこる闇

著者紹介

福井栄一[フクイエイイチ]
1966年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。同大学大学院法学研究科修了。現在、上方文化評論家。社団法人生活文化研究所理事。上方研究の会副代表。上方舞を中心とする上方の芸能、歴史文化に関する評論を発表するとともに、各地で精力的に講演活動をおこない、そのユニークな「福井節」で上方文化の新時代の語り部として注目を集めている。舞踊学会、日本笑い学会会員

出版社内容情報

「もののけ」から日本人の闇に対する観念を探る。

陰陽師・安倍晴明、雷神と化した菅原道真、鬼を退治した渡辺綱。古典芸能に伝わる「もののけ」から日本人の心の深層にある闇の世界を読む。

古来、日本人は鬼や怨霊といった「もののけ」の存在を信じ、語り継いできた。そして、それらは能や狂言、歌舞伎、舞などの芸能の中で、恰好のモチーフとなった。本書は、そのような舞台に登場する「もののけ」をみることで、日本人の心の深層に広がる闇の世界をよみとく。

▼陰陽道(おんみょうどう)を駆使して平安京の悪霊に立ち向かった陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)。雷神と恐れられつつも、「天神さん」として親しまれ、信仰の対象となった菅原道真(すがわらのみちざね)。酒呑童子(しゅてんどうじ)や茨木童子(いばらきどうじ)などの鬼退治で名を馳せた源氏の郎党・渡辺綱(わたなべのつな)。人間社会と闇の世界との境界にいた彼らは、どのように演じられてきたのか、そして今なお観客を魅了するのはなぜか。

▼ユニークな視点から芸能文化を探究する新時代の語り部が、跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する「もののけ」たちの世界にいざなう。

●緒帖 闇はいざなう 
●第1帖 陰陽師 安倍清明、平安京の闇に君臨す 
●第2帖 史上最強の御霊 菅原道真、内裏を襲撃す 
●第3帖 悪鬼バスター 渡辺綱、奮闘す 
●終帖 それでものこる闇