出版社内容情報
その間取りが、夫婦関係をゆがませる。
夫婦をゆがめる家、問題の温床は間取りにあった。夫婦を離婚から、子供を犯罪から、老人を孤独から守る家づくりの知恵を紹介する。
離婚率の増加、中高年の離婚、夫婦別寝室……、いま日本の夫婦は崩壊の危機に瀕しています。夫婦崩壊の原因としては、様々なものが考えられますが、建築家の横山彰人氏は、「間取りが夫婦間のコミュニケーションを阻む要因になっている」と警鐘を鳴らします。
▼「人は環境の動物」と言われ、環境から大きな影響を受けます。であるならば、コミュニケーションを阻害する間取りは、夫婦の関係性にも悪い影響を与えているはずです。逆に言うと、間取りを改善することができれば、夫婦崩壊をくい止めることができるのです。
▼本書では、夫婦再生の処方箋として、まず「子ども優先」の間取りを改め、「夫婦中心」の間取りへ転換することを提案します。そして、夫婦のコミュニケーションが自然と育まれる住まいを考えていきます。また、夫婦だけでなく、子供を犯罪から守る間取り、老人を孤独から守る間取りなど、「家族が育まれる家づくり」の知恵も紹介します。
●第1章 夫婦をゆがめる間取り
●第2章 子どもをゆがめる間取り
●第3章 老人をゆがめる間取り
●第4章 家族をゆがめる間取り
●第5章 ストレスで蝕まれる住まい
内容説明
なぜ家族は壊れたのか?問題の温床は「間取り」にあった。
目次
第1章 夫婦をゆがめる間取り(間取りで夫婦が壊れる;「子ども優先」から「夫婦優先」の間取りへ ほか)
第2章 子どもをゆがめる間取り(少年犯罪に見る間取りのゆがみ;事件を生んだ子ども部屋に共通している構造 ほか)
第3章 老人をゆがめる間取り(医住同源;老人に襲いかかる家庭内事故 ほか)
第4章 家族をゆがめる間取り(住まいが家族をつくる;あなたの家に「団らん」はありますか? ほか)
第5章 ストレスで蝕まれる住まい(住まいと職場の距離から生まれるストレス;高層階の住まいが子どもに与える影響 ほか)
著者等紹介
横山彰人[ヨコヤマアキト]
建築家。1949年山形県生まれ。日本大学理工学部建築学科卒。小崎嘉昭建築設計事務所を経て、一級建築士事務所横山彰人建築設計事務所を主宰。住宅建築、集合住宅を中心に、新築からリフォームまで、豊富なアイディアをもって住まいづくりを実践している。新聞、雑誌への寄稿や講演活動も行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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