花柳界はこんなところでございます。―お座敷の楽しみ方から芸妓とのつきあい方まで

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569635682
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

花柳界とはどんなところ? 赤坂芸妓が教えます。

花柳界ってどんなところ? 赤坂の料亭で豪快に無邪気に遊んだ政財界、官界、芸能界、スポーツ界で活躍した男たちのエピソードを名物芸妓が語る。

石原裕次郎に小唄の「さのさ」を教えたこともあるぎん子姐さんは、昭和34年から赤坂の花柳界で生きた名物芸者さん。お座敷からお座敷を人力車で飛び回った売れっ子で、各界で活躍する一流人にかわいがられた。

▼本書は、ぎん子姐さんが50年のあいだに出会った、政財界、スポーツ、芸能界の粋な男たちとのエピソードや、赤坂の街を愛する老舗の旦那衆との小唄の勉強会、石原慎太郎東京都知事に励まされて立ち上げたNPO法人「江戸芸能伝承保存会」の催しの紹介、そして、「おやじさん」といって慕っていた旦那様とのあれこれを、料亭やお座敷遊びの楽しみ方とともに綴ったもの。

▼なかなか体験できない世界だが、バイタリティーあふれる男たちの粋な遊び方や芸妓の心意気、祇園との違いなど、話のネタになる面白い話題がいっぱい。

▼最近は、料亭の懐石料理と踊りを楽しむバスツアーなどもあるそうだが、まずは本書で大人の世界、花柳界をのぞいてみませんか?

●序章 赤坂のつれづれ 
●第1章 花柳界はこんなところでございます 
●第2章 お座敷で見た殿方は魅力的な方ばかりです 
●第3章 お座敷で出会った素敵な殿方たちを紹介します 
●第4章 お座敷芸をお教えします 

内容説明

各界一流人の男気、人力車が行きかった赤坂、祇園との違い…男と女の味な関係を名物芸妓が語る。

目次

序章 赤坂のつれづれ(赤坂は戦前、一大花柳界として栄えたところです;赤坂の料亭の移り変わり ほか)
第1章 花柳界はこんなところでございます(殿方が裃を脱いでホッとできる場所;東京の花柳界もがんばっています ほか)
第2章 お座敷で見た殿方は魅力的な方ばかりです(社会で活躍する人は、お座敷遊びが上手です;偉い人ほど、花柳界の女性を大事にしてくれます ほか)
第3章 お座敷で出会った素敵な殿方たちを紹介します(無理なことでもなぜか聞いてあげたくなる男―勝新太郎さん;赤坂の芸妓の無償の愛にカムバックを支えられた男―歌手のBさん ほか)
第4章 お座敷芸をお教えします(石原慎太郎東京都知事に背中を押されてNPO法人を設立;渡部昇一先生が先頭に立って発起人集め ほか)

著者等紹介

西川ぎん子[ニシカワギンコ]
1935年、東京に生まれる。本名、久保仁子。七歳から日本舞踊を習いはじめ、十七歳で芳町より芸妓としてお披露目。1959年に赤坂に移籍し、置屋『初時清土』を経営する傍ら、可愛らしく歯切れのよいお喋りと優雅な女舞が評判を呼び、多くの著名人に可愛がられる。2002年6月、特定非営利活動(NPO)法人『江戸芸能伝承保存会』を立ち上げ、代表に就任。江戸時代から続くお座敷芸の伝承と普及に力を注いでいる。日本舞踊西川流師範
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

65
図書館リユースコーナーから入手。花柳界は、私にとっては縁のない世界だが、こんなところで政治家、財界人や芸能人が交流しているのかというのが興味深かった。一般人では入り込めない世界がある。京都で「祇園をどり」は、見たことがあり、それは華やかだったけど。2020/05/05

G-dark

4
芳町・赤坂の花柳界の歴史に触れられる本。今は誰でもSNSなどで「有名人の〇〇が〇〇ってお店にいる!」と拡散しがちなので、有名人が安心して遊べるところって限られています。だから花柳界のように、最初から他のお客さんと鉢合わせにならないよう配慮してくれたり、そもそも一見さんお断りなので信用出来るお客さんしか通さないような所って、大事にしていかないといけないな…とわたしはこの本を読んでいて考えさせられました。2017/07/17

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