出版社内容情報
日本全国の教育荒廃の原因は教育基本法にある! 有識者たちが教育基本法の問題点を論証し、危機を救う四つの視点を提唱する。
今日、学力低下や少年犯罪の凶悪化、学校教育の崩壊など深刻な教育荒廃が蔓延しているにもかかわらず、わが国は抜本的な対策を講ずることなく歳月を費やしてきた。のみならず、昨今の児童中心主義教育や「ゆとり教育」は、学力低下と国際競争力の低下をもたらし、多くの国民、保護者を不安に陥れた。また、都市・地方を問わず発生している少年、少女の異常な事件は、子育ての不安、子供への恐怖感、学校教育への不信感を人々の間に高まらせている。
▼現在の教育荒廃を食い止めるために必要なのは、個別の制度を見直す「対症療法」ではなく、教育界全体の体質を改善する「根本療法」ではないか。本書は、全国の教育荒廃の実態を明らかにし、その原因が実は教育基本法に由来することを解説する。さらに、教育基本法の依拠する思想上の問題点を整理し、その終着点が個人、家族、社会、国家、文明をも破壊しかねないことを論証しながら、改正のための視点を提示する。
[第Ⅰ部]教育基本法がもたらしたもの
●第一章 教育の危機の実態
●第二章 教育基本法の思想的総括
●第三章 いま、なぜ教育基本法の改正なのか
[第Ⅱ部]教育の危機を救う四つの視点
●第一章 伝統文化の尊重と愛国心
●第二章 宗教的情操の涵養と道徳教育の重視
●第三章 家族の価値と家庭教育の意義
●第四章 国民教育に責任を負う教育行政の確立を
内容説明
全面的な見直しをせずして「学級崩壊」「学力低下」「偏向教育」は止まらない!日本の未来を憂える約300名の有識者が結集!「なぜ変える必要があるの?」という疑問に答えるQ&Aも掲載。
目次
第1部 教育基本法がもたらしたもの(教育の危機の実態―子供を取り巻く現状はどうなっているのか;教育基本法の思想的総括;いま、なぜ教育基本法の改正なのか)
第2部 教育の危機を救う四つの視点(伝統文化の尊重と愛国心;宗教的情操の涵養と道徳教育の重視;家族の価値と家庭教育の意義;国民教育に責任を負う教育行政の確立を)