出版社内容情報
これこそが英米を中心とした保守主義の真髄。
これまで日本には保守主義は正しく紹介されなかった! 保守主義が真に必要な今、その真髄を初めて体系的に詳解。保守の常識が覆る!
アメリカを建国した保守主義の天才、ハミルトン。“法の支配”という自由の砦を大成した、コーク。フランス革命と戦った「保守主義の父」、バーク。それらの思想について、ほとんどの日本人は知ることがない。明治以降、あれほど西欧思想が流入したにもかかわらず、英米を中心とした保守主義はほとんど排除されてきた。
▼その結果、日本人は保守主義について、あまりに無知である。保守主義者を自称するものも、保守主義とはどういう思想かを理解していない。法曹関係者ですら、“法の支配”の真の意味がわかっていない。この保守への無理解が、ひいては現在日本のあまりの非常識と混迷を招いているといっても過言ではない。
▼では「保守主義」とは何か? それを体系的に解説したのが本書である。上記の思想家たちの他にも、トクヴィル、ヒューム、アーレント、オルテガ、ホイジンガ、ハイエクなど数多くの思想家を紹介する。いま初めて明かされる保守主義の真髄!
[第1部]保守主義の父祖たち
●第1章 「米国保守主義の父」アレグザンダ・ハミルトン
●第2章 「法の支配」は復権できるか―マグナ・カルタ再生とコーク卿
●第3章 「保守主義の父」バーク―「バーク・ルネサンス」を日本に祈る
[第2部]全体主義と戦う「真正の自由」
●第4章 「隷従への道」を歩む21世紀日本―アーレント解題
●第5章 「赤より死!」の、反ヘーゲル―カール・ポパーの哲学
●第6章 平等という、自由の敵―警鐘を鳴らすトクヴィル、反撃するベルジャーエフ
[第3部]「美徳ある自由社会」を創る
●第7章 人間を透視したヒューム道徳哲学
●第8章 「社会主義」は“亡霊”―自由の原理とハイエク政治哲学
●終章 「高貴なる自由」―永遠のバーク哲学
内容説明
明治維新をもって日本ではあれほど多くの欧米の哲学者・思想家の著作を翻訳刊行し流布せしめたにもかかわらず、英米の保守主義のみはほとんど排除された理由は、何であろうか。初めて明かされる保守主義の真髄。
目次
第1部 保守主義の父祖たち(「米国保守主義の父」アレグザンダ・ハミルトン;「法の支配」は復権できるか―マグナ・カルタ再生とコーク卿;「保守主義の父」バーク―「バーク・ルネサンス」を日本に祈る)
第2部 全体主義と戦う「真正の自由」(「隷従への道」を歩む二十一世紀日本―アーレント解題;「赤より死!」の、反ヘーゲル―カール・ポパーの哲学;平等という、自由の敵―警鐘を鳴らすトクヴィル、反撃するベルジャーエフ)
第3部 「美徳ある自由社会」を創る(人間を透視したヒューム道徳哲学;「社会正義」は“亡霊”―自由の原理とハイエク政治哲学;「高貴なる自由」―永遠のバーク哲学)
著者等紹介
中川八洋[ナカガワヤツヒロ]
昭和20(1945)年、福岡県生まれ。東京大学工学部航空学科宇宙工学コース卒。スタンフォード大学政治学科大学院修了。筑波大学助教授を経て、昭和62年に筑波大学教授となり、現在に至る。専門は、政治哲学・現代思想、および国際政治学
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感想・レビュー
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めっかち
Dawn Gomatic
ひらり庵
KN
ろーじゃ