休むために働くドイツ人、働くために休む日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569633671
  • NDC分類 366.023
  • Cコード C0030

内容説明

ヨーロッパ1の経済大国は仕事は午後4時に終了、有給は年間1カ月以上。どうしてこんなに違うのか?日本の未来の姿も見えてくる!?「ドイツ流」の仕事術・生活術。

目次

第1章 滅びゆくマイスターと土日も休めない管理職―「競争のない社会」から競争社会へ“激変するドイツ労働市場”
第2章 「怠け者」になってしまったドイツ人―仕事を持つ人より失業者のほうが裕福?“不思議なドイツ社会保障事情”
第3章 安売りスーパーとヨーロッパ一の大金持ち―厳しい庶民の台所事情と謎に包まれた大富豪たち“広がる貧富の差”
第4章 「メイド・イン・ジャーマニー」は滅びたのか―「職人の国」ドイツ製造業の衰退と「心の病」に悩む社員たち
第5章 欧州対アングロ・サクソン―ドイツにも押し寄せる「アメリカ型」の波
第6章 楽しい仕事と楽しい老後―社会保障に頼ってなにが悪い!“ドイツの社会保障と年金問題”
終章 保護されすぎたドイツ、保護が足りない日本?―ドイツの現状から、なにを読み取るか

著者等紹介

福田直子[フクダナオコ]
ジャーナリスト。東京都生まれ。小学校の頃を米国首都ワシントンDCで過ごす。上智大学文学部卒。エアランゲン・ニュルンベルク大学などで政治学・社会学を学ぶ。出版社にてニュース雑誌の編集に携わったのち、フリーに。現在、ドイツ・ミュンヘン在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モッタ

14
★★★☆☆ 休むことで人生を謳歌するドイツ人。働くことで人生に意味を見いだそうとする日本人。どちらがいいか、という問題ではない。言ってしまえば、どっちでもいいのだ。それでも生きていける社会ができているから。しかし、ドイツ人はもっと視野を広げるべきだと思う。自分たち、いや、自分がよければ、今が良ければいいという考えほど恐ろしいものはない。日に新た。エゴはやめて、日々誰かのために生きる人生も悪いものではないと思う。2012/02/29

Thinking_sketch_book

9
ドイツはものつくり大国でありがながら高生産性、高福祉なので日本のお手本のような国だと思っていた。しかしこの本を読んで同じ問題を抱えている先進国と変りないことが分かった。高福祉で失業時に働いている時と同じお金が入れば誰も働かなくなる。当たり前の話だと思った。税金が高いのでパート社員やヤミ労働が増える。日本と同じような話だと思った。2012/07/05

Klavier

1
(読んでから暫く経ったのであやふやですが、)今の日本が直面している(前からあったかもしれませんが)、生活保護と低賃金労働者の不公平感、福祉の国庫負担の増加問題といった問題が、かなり前からドイツでも起こっていたと書かれてありました。また、この本が出版された04年以前から、ドイツの製造業も衰退しつつあった様です。勝手ながら、まさしくこれだ、と思える先行事例があるのに、日本も同じ道を辿っている様に思えて…2012/08/04

s2013253

0
(BB-)かなり謎の本である。ドイツと日本の比較かと思えば、日本の話はほとんど出てこないし、休むためにドイツ人がこういった働き方をしているという話も出てこない。多くはドイツの手厚い社会保障批判であるが、日本の社会保障状況を考えた時、むしろ手厚くするべきであって参考にならない。結局何が言いたかったのか、イマイチ理解できずに終わった。2014/03/07

Kazuki Hirano

0
 2013/05/07

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