出版社内容情報
新しいものばかりを追わず温故知新の心を説く。
洪水のように「新しさ」が登場する現代において、忘れてはならない日本人の美風とは何か? 名調子のエッセイでわかりやすく説く。
時代の先端を切って革新的なことをしている人や組織は、常に世の脚光を浴びてもてはやされている。古くなったものには飽きるという性向が、人間にはある。しかし、古いものに対しては心の落ち着きを感じる。人間は生きていくという最も基本的な部分においては、食べて寝ることを繰り返している。繰り返しは、人間の宿命である。激動の世界であるといわれて、知らないうちに「変化」はよいことであるという錯覚に陥っているが、人間の行動様式に関しては、古いものにはそれなりの存在理由がある。本書には、「古きを温ねて新しきを知る」ような、人生を豊かにしていくヒントがちりばめられている。人はいま、古風を見直すべきである。
●美しく食べる
●立ち食いの格好悪さ
●時分時には食事を
●一家団欒の絆
●接待の今昔
●三つ揃いとネクタイ
●着物を着て日本を考える
●誂えた服を身につける
●付加価値は従
●悲しみの心情を大切に ほか
内容説明
大人の「深さ」とは?人生にゆとりをもたらす「不変」の知恵。
目次
美しく食べる
立ち食いの格好悪さ
時分時には食事を
一家団欒の絆
接待の今昔
三つ揃いとネクタイ
着物を着て日本を考える
誂えた服を身につける
付加価値は従
悲しみの心情を大切に〔ほか〕
著者等紹介
山崎武也[ヤマサキタケヤ]
昭和10年広島生まれ。昭和34年東京大学法学部卒業。ビジネスコンサルタント。株式会社インタナショナル・アイ社長として国際関連業務に幅広く携わる一方、著作にも本格的に取り組み、同時に茶道裏千家などの文化面でも活躍している
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