出版社内容情報
日本のマスコミが見落としている世界の真実!
アメリカは、今や全く新しい論理で行動している。そして金正日が倒れた後、米軍は極東を去る…。冷戦後の世界構造を見誤る日本への警告の書!
衝撃的なタイトルである。しかし、読み進めるに従って、これが極めて蓋然性の高い将来であることがわかってくる。
▼アメリカは、これまでの戦略を大きく変えている。そしてそれが極東にも大きな影響を与えることとなる。もはや金正日の命運は定まった。そして米中関係は新たな局面に入った。中東はさらに混迷を深め、その中でブッシュは再選され、そして日本からアメリカ軍が去っていく……。
▼現実をそのままに見るとは、いかなることか。それを本書が教えてくれる。正に世界を作っている自覚と力を持つ、アメリカはじめ世界各国の指導者層に直に取材を続けている著者だからこその視眼であろう。まず現実を知らねば、いかなる戦略も導き出せない。そこから始めなければならないのが日本の悲しい現実であることを肝に銘じつつ読み進めたい。
▼我々日本人の情報が不足でしかも偏向しているか思い知らされる。真実の世界を知るために必読の書である。
●第1章 「金正日」後の世界が始まった
●第2章 台湾をめぐる米中衝突はない
●第3章 ブッシュの誤算・イラクは十年かかる
●第4章 ブッシュは2004年必ず再選される
●第5章 日本周辺からアメリカ軍がいなくなる
●第6章 新しい世界を予測する
内容説明
アメリカが作り出す「新しい世界」とは?そのとき日本が直面する危機とは?日本人の想像を超えた“未来”を読む。
目次
第1章 「金正日」後の世界が始まった
第2章 台湾をめぐる米中衝突はない
第3章 ブッシュの誤算・イラクは十年かかる
第4章 ブッシュは2004年必ず再選される
第5章 日本周辺からアメリカ軍がいなくなる
第6章 新しい世界を予測する
著者等紹介
日高義樹[ヒダカヨシキ]
1935年名古屋市生まれ。東京大学英文科卒。1959年NHKに入局。1970年ワシントン特派員をかわきりに、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を歴任。その後NHKエンタープライズ・アメリカ代表を経て、理事待遇アメリカ総局長。審議委員を最後に1992年退職。その後、ハーバード大学タウブマン・センター諮問委員、ハドソン研究所主席研究員として、日米関係の将来に関する調査・研究の責任者をつとめる。また現在、全米商工会議所の会長首席顧問をつとめている
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