出版社内容情報
数学が大好きなねこの物語を通して、敬遠されがちな数学への興味をいきいきとした身近なものにしてくれる。大人も子どもも楽しめる。
数学の授業を理解できない日本の中学生はアメリカ・中国の3倍いる。なぜ日本人は数学の苦手意識が強いのか。数学は難しいし面白くないという先入観があるし、教え方にも問題があるだろう。しかし、その答えは意外なところにあった。数学が暗記の学問になってしまったことに原因がある。小学校に入ると1+1=2と覚えさせられる。掛け算九九を暗記させられる。中学を卒業するまでに暗記させられる公式の数は膨大だ。だから応用問題になるとついていけない生徒が急に増える。それよりもいちばん問題なのは、暗記中心の授業が面白くないからやる気がでない。本書は「1はなぜ1なのか?」から始まって、「なぜ」を問うことにより、楽しみながら、納得しながら、自然と学力向上が図られるのが特長だ。ねこのペンローズといっしょに数学の世界に冒険にでかけてみよう。数学嫌いの大人にも気軽に読めるのがいい。
●ペンローズ、0と1に出会う
●ペンローズ、数字たちのもめ事に巻き込まれる
●ペンローズ、“数学の星形”を発見する
●ペンローズ、“平べったい世界”を発見する
●ペンローズ“フラクタル・ドラゴン”に出会う
●ペンローズ、シャボン玉の数学を見つける
●ペンローズ、“無限大”について学ぶ
●ペンローズ、“フィボナッチうさぎ”に出会う ほか
内容説明
ある日、うちのネコが数学にハマってしまった。数学がおもしろいをわかったとき。
目次
ペンローズ、0と1に出会う
ペンローズ、数字たちのもめ事に巻き込まれる
ペンローズ、“数学の星形”を発見する
ペンローズ、“平べったい世界”を発見する
ペンローズ、“フラクタル・ドラゴン”に出会う
ペンローズ、シャボン玉の数学を見つける
ペンローズ、“無限大”について学ぶ
ペンローズ、“フィボナッチうさぎ”に出会う
ペンローズ、卵がふ化するのを見て驚く
多面体、ペンローズと取引をする〔ほか〕
著者等紹介
パパス,テオニ[パパス,テオニ][Pappas,Theoni]
数学教師・コンサルタント。1966年にカルフォルニア大学卒業。67年にスタンフォード大学で修士号取得。よく言われる「数学はエリートのもの」といった考えや数学恐怖症を取り除き、もっと身近なものにする教育に尽力。アメリカの数学教育の一人者
フランクル,ピーター[フランクル,ピーター][Frankl,Peter]
数学者・大道芸人。1953年、ハンガリー生まれ。71年に国際数学オリンピックで金メダル獲得。77年、数学博士号取得。1988年より日本在住。東京を基点として、講演や大道芸のために日本全国を駆け回る。日本語をはじめ11カ国語を話す。算数オリンピック専務理事も務める。NHK教育テレビ「マテマティカ」監修・出演
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感想・レビュー
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