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数学的思考の本質―数理の窓から世界を見る

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569629513
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0041

出版社内容情報

数学的思考の本質をわかりやすく解説する。

数学は日常生活のあらゆることに役立ち、そしてつながっている。重要性を認識されている数学的思考の本質をわかりやすく解説する。

一般的には「数学」なんて、もう死ぬまで自分には関係ない、関わりたくないと思う方が多いであろう。また、中高時代に習った2次方程式や三角関数、微分積分のどこが役に立つのだろうか、どこが必要不可欠なのだろうか、と考える方も多いと思われる。

▼しかし、「数学」は現代社会の至るところで見つけることができる。「数学」自身の野心的な意志を実現しようとして、我々の日常生活の隅々にまで知らず知らずのうちに侵入しているのである。「数学」なくして、現代社会は一歩も前に進むことができない。「数学」は現代社会の見えざる統治者なのである。

▼本書は数学のすすめ、といった類のものではない。「数学」がいかに広く、深く、我々の日常生活の中に浸透しているか、そしてなぜそうなのか、という根源的な理由を探ってみるものである。この本を読めば、我々をとりまく「世界」に対するイメージが大きく変わることになるであろう。            

●第1章 世界のデジタルコード化がはじまった 
●第2章 自然界の数学化 
●第3章 人工と自然 
●第4章 社会の数学化 
●第5章 世界を数学化する魂―極限と普遍へのエロース

内容説明

「数学」は現代社会の見えざる統治者である。

目次

第1章 世界のデジタルコード化がはじまった(数は至るところにある;デシタルコード化の時代 ほか)
第2章 自然界の数学化(自然界の数学化と物理量;力と運動の数学化 ほか)
第3章 人工と自然(いまの私たちの「自然」;古代シナ人の「自然」 ほか)
第4章 社会の数学化(ヨーロッパの絶対主義時代;ホッブズとグロティウス ほか)
第5章 世界を数学化する魂―極限と普遍へのエロース(発明か発見か―小平邦彦の講演から;極限への志向性―絶対の探求 ほか)

著者等紹介

河田直樹[カワタナオキ]
1953年山口県生まれ。福島県立医科大学中退。東京理科大学理学部数学科卒業。同大学理学専攻科修了。予備校講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽんぽこ

3
西洋と日本の価値観の違いから数学の意義を説いた本。なるほど複眼的思考を身につけるために数学の思考は必要なのね、とすんなり納得できました。例として挙げられている具体的な数式や定理はおつむの悪い私では難しすぎましたが、分からないなりに面白さを体感できたと思います。特に自然ー人工の考え方の違いが面白かったです。確かに西洋はすべてにおいて「神」が前提なわけで、自然も神が作った「人工」ならぬ「神工」のものですからね。2021/11/25

えちぜんや よーた

1
お気に入りの箇所→ P197 PFドラッカーは、今日からみれば日本に対して好意的すぎると思われる『ポスト資本主義』という本で「知識の意味」の変化を問題にし、かつては「存在に対してだけ適用されていた知識(=「行為能力」を意味しない知識)」が、「行為と変容していくプロセスを面白く分析しているが、こんにち「知識」が「世界を劇的に動かしているとすれば、、その「知識の典範である「数学」について今一度深く考えてみる必要がある。

Yasushi Ebihara

0
なるほど。 こういった思考を学ぶことこそが、数学を学ぶ意義かもしれない。2013/11/26

みろり

0
日本と西洋との恋愛観を、数学的探求と対比しているところは、あまりない視点で楽しめた。2011/10/17

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