出版社内容情報
豊かに年をとるための、心あたたまる問答集。
「老い」のその時を、生ききるための心得は何か? 伴侶や周りの人との人間関係は? 深遠で心あたたまる智恵が溢れだす珠玉の一冊。
いつまでも、若くいたい。歳をとるのはイヤなことだ……。そんな不老不死願望に、あまりにもとらわれすぎていないだろうか。その願望が、逆に不安で不幸な老後を呼び寄せているのではないか。
▼著者の松野宗純氏は、エッソの副社長を勤め上げたあと、禅の道に入った。七十五歳になったいま、改めて歳をとることの極意を語る。
▼本書は、著者が、著者のもとに訪れた様々な人々に語りかける構成になっている。「私が七十五歳になってわかったことを正直に言うと、若いときは『老人はこうだろう』というイメージがあった。あまりよくないイメージだったが、実際にどうかというと、そんなことはないんだ。歳をとったらとっただけの考え方があり、感動もまたあるんだな」。著者の率直な語りの中から、人生にとって大切なことが溢れ出す。
▼老いをいかに生きるか。伴侶や周りの人とどのように過ごしていけばいいのか。身につまされ胸が熱くなる珠玉の一冊である。
●第1章 定年後をいかに生きるか
●第2章 老いることは本当に不幸せなのだろうか
●第3章 「老いる」もまた、諸行無常のうち
●第4章 夫婦仲良く、美しく老いていくために
●第5章 パートナーとの長続きの秘訣
●第6章 疎外感を避ける確かな生き方
●第7章 肉体は老いても、老いないもの
●第8章 「いのち」を見つめる老境へ
●第9章 人生の冬 伴侶の死を乗り越えて
●第10章 死ぬ時節には死ぬがよく候
内容説明
「いつまでも若く」とムリするのはやめよう。不老長寿願望から脱却してもっと豊かな人生を。
目次
第1章 定年後をいかに生きるか
第2章 老いることは本当に不幸せなのだろうか
第3章 「老いる」もまた、諸行無常のうち
第4章 夫婦仲良く、美しく老いていくために
第5章 パートナーとの長続きの秘訣
第6章 疎外感を避ける確かな生き方
第7章 肉体は老いても、老いないもの
第8章 「いのち」を見つめる老境へ
第9章 人生の冬 伴侶の死を乗り越えて
第10章 死ぬ時節には死ぬがよく候―禅者の生き方、死に方、良寛さんの場合は
著者等紹介
松野宗純[マツノソウジュン]
昭和3年生まれ。陸軍予科士官学校61期。慶応義塾大学工学部卒。米国レンセラー工科大学に留学、工学博士。マサチューセッツ工科大学(MIT)経営学部に学ぶ。元エッソ石油株式会社代表取締役副社長。藍綬褒章受章。昭和61年4月、前曹洞宗管長、板橋興宗禅師のもとで得度、嗣法。現在、武生地蔵院住職。全国PHP友の会会長。シャンティ国際ボランティア会顧問。経営と禅研究所代表
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