PHP新書<br> 日本国憲法とは何か

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日本国憲法とは何か

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569628394
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0231

出版社内容情報

その経緯をふまえ真に論議すべきものを説く。

真に論議すべきものとは何か。その思想の系譜と誕生の経緯をふまえ、条文に込められた意図を解説。日本の進むべき道が明らかになる。

占領時代の世界観にもとづいてつくられた日本国憲法。それは我が国の憲法として、もはや限界を迎えている。本書は、条文の背後にある政治哲学を捉え直し、そこに秘められた意図を暴く。

▼GHQの起草者たちを魅了したスターリン憲法、昭和21年に結ばれた社会契約、そして世界連邦構想の下で盛り込まれた第九条……。

▼制定後、半世紀以上が経った今、新しい事態には非現実的な解釈で対応せず、真正面から規定を改めるべきである。

▼例えば、現在の日本の平和は、アメリカの強大な軍事力と自衛隊を前提として成り立っている。それを無視して「護憲」を唱えても「憲法を護って国滅ぶ」という事態を招く。有事におけるルールがないことは、逆にその際にコントロールできない危険性がある。

▼その他、教育、家族、人権など、諸問題において真に論議すべきものとは何か。

▼保守主義を堅持する若手論客が、日本国憲法に流れる思想の系譜を解き明かし、その本質を浮き彫りにする。

●第1章 憲法とは何か 
●第2章 日本国憲法の功罪 
●第3章 日本国憲法の系譜 
●第4章 イギリス立憲君主制とコモンロー――ロックの「誤算」 
●第5章 独立宣言と合衆国憲法――伝統の「断絶」から「継承」へ 
●第6章 フランス革命と人権宣言――ペインとルソーの「社会契約」 
●第7章 明治憲法にみる日本の国柄 
●第8章 マッカーサー草案と日本国憲法 
●第9章 諸問題に対する考え方 
●第10章 改憲すべきはどこか 

内容説明

占領時代の世界観にもとづいてつくられた日本国憲法。それは我が国の憲法として、もはや限界を迎えている。本書は、条文の背後にある政治哲学を捉え直し、そこに秘められた意図を暴く。GHQの起草者たちを魅了したスターリン憲法、昭和二十一年に結ばれた社会契約、そして世界連邦構想の下で盛り込まれた第九条…。新しい事態に非現実的な解釈で対応せず、真正面から規定を改めるべきである。保守主義を堅持する若手論客が、日本国憲法に流れる思想の系譜を解き明かし、その本質を浮き彫りにする。

目次

第1章 憲法とは何か
第2章 日本国憲法の功罪
第3章 日本国憲法の系譜
第4章 イギリス立憲君主制とコモンロー―ロックの「誤算」
第5章 独立宣言と合衆国憲法―伝統の「断絶」から「継承」へ
第6章 フランス革命と人権宣言―ペインとルソーの「社会契約」
第7章 明治憲法にみる日本の国柄
第8章 マッカーサー草案と日本国憲法
第9章 諸問題に対する考え方
第10章 改憲すべきはどこか

著者等紹介

八木秀次[ヤギヒデツグ]
1962年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業。同大学院政治学研究科博士課程中退。専攻は憲法学、思想史。現在、高崎経済大学助教授、慶応義塾大学講師。平成14年、第2回正論新風賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラビス

0
現憲法下で個人の自由が尊重されすぎているというのは同感。2013/03/25

Kengo Kuramoto

0
憲法改正について特に反対するつもりはないが、改正する理由が希薄。「改正すること」が目的になっており、その先がない。2013/10/10

mai

0
子供の時に習った3原則が実は日教組の思惑だとは知らなかった。 私たちは憲法について、あまりに無関心でよく知らないものだと痛感した。 今の憲法は今の時代にはもう合ってなくて、改正すべきものなのだということがよくわかる。 最後に日本国憲法が載っているので、こんなことが書いてあるんだということを日本人として知っておくべきだな、と思った。2012/05/07

かわのふゆき

0
「現行憲法はもはや限界」という内容。2011/11/11

だ~

0
改憲派の著者。 私自身も改憲すべきと考えているので、同感する部分が多い。 ・憲法の中にも不易と流行がある ・世界の中の日本という視点を持つ ・むしろ今のままでいることの方が、諸外国に対して不誠実 ・秩序や責任を前提とした自由 ・大日本帝国憲法は、決して高圧的なものではない ・政教分離とは、宗教自体を排除するのではなく特定の宗教への肩入れを制限すること ・憲法は左派的な思想のもとに作られた ・平和な世界という前提なので、今とは全く情勢が違う2021/05/04

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