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PHP新書
藩から読む幕末維新

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569628332
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0221

出版社内容情報

幕末が形成したお国柄意識と日本人の気質。

薩長土…幕末の大変革を導いた西南雄藩。なぜこの地から英雄が生まれたのか? 各藩の気質と主要人物の解説を通じて、明治維新の本質に迫る。

内容説明

十九世紀なかば、江戸幕府は天保の改革の失敗により、威信を失っていた。その不満を反幕の行動にまで高め、明治維新をもたらした薩長土肥の英雄たち。なぜこの地の志士だけに討幕活動が可能だったのか?本書は、幕末大不況から尊王攘夷運動、新撰組による粛清の時代を経て、大政奉還に至るまでの流れをていねいに追う。失敗を恐れず、目的を遂げる行動力をもつ西南雄藩の藩気質が、幕末動乱にいかなる影響を与えたか。転換期と言われる現代に、大変革の歴史的意義を捉え直す。

目次

第1章 明治維新と西南雄藩
第2章 幕末大不況と西南雄藩の成長
第3章 長州藩と尊王攘夷運動のおこり
第4章 薩摩藩と公武合体の企て
第5章 新撰組と粛清の時代
第6章 大政奉還と土佐藩、肥前藩
第7章 変革をもたらした藩気質―まとめにかえて

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年山口県防府市生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院国史学博士課程修了。現在、明治学院大学教授。日本史の手法だけでなく、歴史哲学、文化人類学、科学史等の幅広い視点から日本の政治史、思想史を研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

り こ む ん

29
今で言えば、「県民性」薩摩、長州、江戸の気質からみる幕末維新。作者本人も述べていたけれど、幕末はイロイロ絡み合い、複雑な所があるのをザックリと説明しつつ、何故?西南雄の気質が、維新の担い手になり得たのかを述べている。分かったような?分からないような?テレビ番組も有るから、たぶん、県民性って有るのだろうけど…自分の中では、そんな感覚があまり無い。当時は、移動が自由自在でなく、藩自身が閉鎖的だったから、今より色濃く気質が違っていたのだろうな。2015/04/08

金吾

6
藩の性格というのがわかりやすかったです。人と異なる観点から歴史を見ると新たなことがわかり面白いと思いました。2020/08/23

オリーブ

2
天下泰平の平和で穏やかだったと言われる江戸時代は人々は幕藩体制を当然のことと受け取っていて、安定していたのに何故、明治維新へと向かっていったのかが詳しく書いてありました。2014/02/08

勝みやこ@佐幕派。

0
これ、分かりやすかったです。なぜ薩摩が?長州が? スッキリしました。今まで何だか釈然としなかった薩摩や長州が倒幕に傾いた理由もはっきり分かった。「250年間の恨み」だけで倒幕に傾くというのはちょっとあり得ないですよね。2012/12/05

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