出版社内容情報
その悲喜劇を舌鋒鋭く論考した、最強の中年論。
言い訳でも、自己弁護でもない。ふつう中年が書いた、悲しくも愉快な「おやじの真実」。痛いけど、なぜだか生きる勇気が湧く一冊。
滑稽、不潔、自分勝手……日本列島、口を開けば「おやじ」批判の大合唱。だが、全ての中年男が、愚劣な「おやじ」であるわけではない。風采があがらず、大した出世もできず、セクハラもせず、ただ毎日黙々と仕事をこなす。そんな惨めで哀愁漂う姿こそ中年の鑑ではないか。
▼本書では、「まぬけおやじ」群の生態を辛辣に描く一方、実直な「ふつう中年」にとっての「真実」を探り、がんばる彼らに静かなエールを贈る。体力減、離別、定年……不安が尽きない中年期の生き方を「ふつう中年」である著者が、真摯に考察。
▼(目次)一.世のなかを見てしまった者 二.中年はつらいよ――団塊の世代はアホか 三.「おやじ」を笑え――まぬけ中年群像 四.中年男に魅力などあってたまるか 五.これが中年の生きる道、か 付録 「おやじ本」二十三番勝負
▼話題作『まれに見るバカ』を凌ぐ笑いあり、『こういう男になりたい』にも負けない渋さも備えた、最強の「おやじ論」。
●第1章 世の中を見てしまった者
●第2章 中年はつらいよ――団塊の世代はアホか
●第3章 「おやじ」を笑え――まぬけ中年群像
●第4章 中年男に魅力などあってたまるか
●第5章 これが中年の生きる道、か
内容説明
滑稽、不潔、自分勝手…日本列島、口を開けば「おやじ」批判の大合唱。だが、全ての中年男が、愚劣な「おやじ」であるわけではない。風采があがらず、大した出世もせず、セクハラもせず、ただ毎日黙々と仕事をこなす。そんな哀愁漂う姿こそ中年の鑑ではないのか。本書では、「まぬけおやじ」群の生態を辛辣に描く一方、実直な「ふつう中年」にとっての「真実」を探り、がんばる彼らに静かなエールを贈る。体力減、離別、定年…不安が尽きない中年期の生き様を真摯に考察した、痛快「おやじ論」。
目次
第1章 世のなかを見てしまった者(中年期は下降する思春期である;世のなかとは大体こんなもんだ ほか)
第2章 中年はつらいよ―団塊の世代はアホか(「おやじ」という呼称で十把一絡げか;失業、定年、仕事をどう考えるか―「辞めてはいけない」「辞めてよかった」 ほか)
第3章 「おやじ」を笑え―まぬけ中年群像(「おやじ」を笑う前の注意書き;まぬけ中年の生態分類 ほか)
第4章 中年男に魅力などあってたまるか(『黄昏流星群』が身にしみる;「おとなの恋愛」批判 ほか)
第5章 これが中年の生きる道、か(人生の秋;定年後なにをするのか―「人生の楽園」? ほか)
著者等紹介
勢古浩爾[セココウジ]
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。現在、洋書輸入会社に勤務。1988年、第7回毎日21世紀賞受賞。「ふつうの人」の立脚点から「自分」が生きていくということの意味を問い、独自の思考を展開し続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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