出版社内容情報
国家の争いからビジネスの競争まで、言葉の戦いに勝たなければ生き残れない。思想史を振り返り、人間にとって必要な議論の作法を開陳。
●序章 人はなぜ議論しなければならないのか
●第1章 議論にのぞむための人間学
●第2章 政治とは議論だ――雄弁術はなぜ有効か
●第3章 大人のための論争作法
●第4章 いかに論争に勝つか――マルクス主義はなぜ議論に強かったのか
内容説明
議論とは言葉のぶつかり合いである。国家間の戦争からビジネス、夫婦の諍いまで、全ては言葉の戦いといえる。では、議論で相手をねじ伏せれば良いのか。そうではない。勝ち負けよりも大切な「議論の作法」があるのだ。本書では、議論や論争のあり方を、哲人たちや政治闘争史から学ぼうとする。ソクラテスの雄弁術、マルクス主義の失敗、さらには、田中康夫知事や小泉首相の議論術、等々…。生きた歴史の中に、単なるノウハウを超えた人間通の智恵が発見できる。賢い大人の知の流儀。
目次
序章 人はなぜ議論しなければならないのか
第1章 議論にのぞむための人間学(人間の欲望とはどういうものか;欲望にブレーキをかけるのも言葉である ほか)
第2章 政治とは議論だ―雄弁術はなぜ有効か(人間の最強の武器は言葉だ;政治家になる必須技術は雄弁術であった ほか)
第3章 大人のための論争作法(論争に勝たない工夫ができて、人間は一人前である;あらゆる論争は不快である ほか)
第4章 いかに論争に勝つか―マルクス主義はなぜ議論に強かったのか(マルクス主義は全能である;革命理論なくして革命実践なし ほか)
著者等紹介
鷲田小弥太[ワシダコヤタ]
1942年、札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業。同大学院博士課程修了。三重短期大学教授を経て、現在、札幌大学教授。専攻は、哲学、倫理学
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