出版社内容情報
渋谷、池袋から等々力まで駅名の由来を訪ねる。
山手線を中心に東京都内の駅名の由来を訪ねる。渋谷、池袋をはじめ、等々力など変わった駅名まで。江戸時代から近代の歴史逸話を満載。
本書は、東京都内のJR、私鉄、地下鉄の駅名を取り上げ、その由来や地域に関わる事件、物語を文献・史料に基づき丹念に拾い集めている。駅名一つ一つは、まさに、地域の歴史を映す鏡である。
▼江戸時代以前は「亀無」という地名だった「亀有」。幕府御用の警備隊が、駅名として残った「御徒町」。ビールの名が駅名となった「恵比寿」。明治・大正期の文人、徳冨蘆花にちなんだ「芦花公園」。明治天皇行幸の地であった「聖蹟桜ヶ丘」。さらに、戦後まもなく、渋谷駅にはロープウェイが走っていた話……。日ごろ通い慣れた駅の意外な歴史が見えてくる。
▼執筆にあたっては、俗説と歴史的事実を区別するため、できる限り出典や史料を明記している。
▼今日、「平成の大合併」政策のもと、地図から消える地名が多くなった。しかし、地名を消すことは歴史を消すことなのだ。安易な市町村名改名を支持できない、と著者は説く。
▼江戸東京400年を振り返る、ユニークな地名考の本である。
●序章 東京における鉄道のあゆみ
●第1章 山手線の駅名
●第2章 都心部の駅名(山手線内および周辺)
●第3章 東郊の駅名(23区)
●第4章 西郊の駅名(23区)
●第5章 多摩の駅名
内容説明
本書は、東京都内のJR、私鉄、地下鉄の駅名を取り上げ、その由来や地域に関わる事件、物語を文献・史料に基づき丹念に拾い集めている。江戸時代以前は「亀無」という地名だった「亀有」。幕府御用の警備隊が、駅名として残った「御徒町」。ビールの名が駅名となった「恵比寿」。明治・大正期の文人、徳冨蘆花にちなんだ「芦花公園」。さらに、戦後まもなく、渋谷駅にはロープウェイがかかっていた話…。日ごろ通い慣れた駅の意外な歴史が見えてくる。江戸東京四〇〇年を振り返るユニークな地名考。
目次
序章 東京における鉄道のあゆみ
第1章 山手線の駅名(東京(千代田区)
新橋(港区) ほか)
第2章 都心部の駅名(山手線内および周辺)(銀座(中央区)
日本橋(中央区) ほか)
第3章 東郊の駅名(二三区)(浅草(台東区)
蔵前(台東区) ほか)
第4章 西郊の駅名(二三区)(神泉(渋谷区)
駒場東大前(目黒区) ほか)
第5章 多摩の駅名(国分寺(国分寺市)
谷保(国立市) ほか)
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
1953年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業。同大学大学院修士課程修了、筑波大学大学院博士課程単位取得。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授などを経て、現在、東京学芸大学教授
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