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派に頼らず、義を忘れず―奥野誠亮回顧録

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  • サイズ B6判/ページ数 477p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569624747
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0030

出版社内容情報

無派閥を貫いた気骨の政治家が綴る戦後史。

無派閥でありながら文部相、法務相、国土庁長官を歴任した気骨の政治家が、内務官僚から今日までの激動の人生を綴った政治秘史。

著者は、戦前、戦中は内務省の官僚として地方自治の基礎を築き、戦後は自治省の官僚として日本国家再建に尽くす。1963年、自治省事務次官から政治家に転身。以後、連続13回当選。初当選以来、一貫して無派閥を通してきたにもかかわらず、文部大臣、法務大臣、国土庁長官などの要職を歴任。また自民党総務局長を6回務め、「選挙の神様」とも呼ばれる。大東亜戦争は日本が引き起こしたものではないとの発言で国土庁長官を辞任するなど、一言居士、気骨の政治家としても知られる。60年以上にわたって、日本の行政と政治の中枢に身を置いてきた著者が、初めて激動の人生を回顧したのが本書である。ロッキード事件における三木首相の異常な執念、リゾート法が自滅した理由、村山連立内閣成立の経緯、不良債権問題の犯人など、政治の舞台裏の話も満載されている。常に「日本の心」を大切にしながら政治に取り組んできた著者の「日本人への遺言」でもある。

●第1章 少年時代から内務省を目指していた 
●第2章 戦時下の行政官として 
●第3章 戦後の地方税財政改革に取り組む 
●第4章 衆議院議員当選、党総務局長を六回務める 
●第5章 田中内閣の文部大臣としての活動 
●第6章 激動の三木・福田・大平内閣時代 
●第7章 鈴木内閣の法相としての仕事 
●第8章 行革と臨教審の中曽根内閣時代 
●第9章 昭和から平成へ 
●第10章 五五年体制の崩壊 
●第11章 今日の政治課題

内容説明

官僚として地方自治の基礎を築き、政治家として無派閥を貫いて四十年。日本の心を大切にする気骨の士が、戦中戦後の政治の一断面を明らかにした注目の回顧録。

目次

第1章 少年時代から内務省を目指していた
第2章 戦時下の行政官として
第3章 戦後の地方税財政改革に取り組む
第4章 衆議院議員当選、党総務局長を六回務める
第5章 田中内閣の文部大臣としての活動
第6章 激動の三木・福田・大平内閣時代
第7章 鈴木内閣の法相としての仕事
第8章 行革と臨教審の中曽根内閣時代
第9章 昭和から平成へ
第10章 五五年体制の崩壊
第11章 今日の政治課題

著者等紹介

奥野誠亮[オクノセイスケ]
1913年(大正2年)、奈良県生まれ。1937年、高等文官試験行政科合格。1938年、東京帝国大学法学部政治学科卒業。同年、内務省入省。地方自治庁財政課長、自治庁税務局長、財政局長、自治省財政局長を経て、1963年、自治省事務次官。同年、旧奈良全県区から衆議院議員に初当選。連続13回当選。1972年、第2次田中内閣文部大臣、1973年、田中改造内閣文部大臣、1980年、鈴木内閣法務大臣、1987年、竹下内閣国務大臣国土庁長官、1992年、衆議院政治倫理審査会会長など要職を歴任。1988年、自由民主党顧問となり、党総裁選挙管理委員会会長、党憲法調査会最高顧問に就任。初当選以来無派閥を貫き、地方財政のエキスパートとして重きをなす。勲一等旭日大綬賞受賞
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感想・レビュー

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DEAN SAITO@1年100冊

4
戦後の地方税財政制度はこの人物が作り上げたと言っても過言ではない、伝説の内務・自治官僚(故人。)。 明治期以降、ゼネラリストの鑑ともいうべき伝説的な官僚が多数出たが、奥野氏はその最後の世代かも。

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