出版社内容情報
「デジタル化時代」の情報と人間の未来を考察。
劇的に進行する技術革新。情報、哲学、そして人間はどこへ向かおうとしているのか。異能の哲学者クロサキが「デジタル化時代」を斬る。
日進月歩で進化するデジタル・テクノロジー。インターネット、デジタル動画、携帯電話……1と0で構成される世界では、誰もが<著者・情報発信者>になり得る。<モノ>から飛び出した情報は一人歩きし、著作権はあいまいになり、本や写真の奥深い質感は失われていく……。
▼昨日の世界が明日には激変する電脳社会において、時代のテンポに目を奪われる人間は何を喪失し、何を求めているのか。今日のコンピュータ理論を基礎づけた<哲学>の意義を問い直し、「デジタル時代」の現代を斬る異色の哲学書。
▼(内容例)IT革命とは何だったのか/<モノ>から離れた情報は喜びを与えてくれるか/文章表現のカラオケ化/大学の権威は失墜するしかないのか/哲学にとって<現代>とは何か/「書物」の衰退と哲学<者>の権威/「環境にやさしい」に隠された「人間中心主義」/超強力版・人間機械論/クローンにみる「現代人の衰弱」/人間がコンピュータに負けた?
[第1部]デジタルを哲学する
●第1章 情報の値段とは何か
●第2章 著作権がなくなる!?
●第3章 「デジタル」時代の哲学の意義
[第2部]テクノロジーを哲学する
●第4章 「洗剤ゼロ」を哲学する――衰弱した現代人
●第5章 人間とは何か――融解する人間
●第6章 ロボットを哲学する
内容説明
日進月歩で進化するデジタル・テクノロジー。インターネット、デジタル動画、携帯電話…1と0で構成される世界では、誰もが“著者・情報発信者”になり得る。“モノ”から飛び出した情報は一人歩きし、著作権はあいまいになり、本や写真の奥深い質感は失われていく…。昨日の世界が明日には激変する電脳社会において、時代のテンポに目を奪われる人間は何を喪失し、何を求めているのか。今日のコンピュータ理論を基礎づけた“哲学”の意義を問い直し、「デジタル時代」の現代を斬る異色の哲学書。
目次
第1部 デジタルを哲学する(情報の値段とは何か;著作権がなくなる!?;「デジタル」時代の哲学の意義)
第2部 テクノロジーを哲学する(「洗剤ゼロ」を哲学する―衰弱した現代人;人間とは何か―融解する人間;ロボットを哲学する)
著者等紹介
黒崎政男[クロサキマサオ]
1954年仙台市生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。同大学院哲学専攻博士課程修了。現在、東京女子大学文理学部哲学科教授。専門はカント哲学、人工知能・電子メディア論。クラシックカメラをはじめアンティークの収集家としても知られている
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感想・レビュー
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