みんなの万葉集―響きあう「こころ」と「ことば」

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みんなの万葉集―響きあう「こころ」と「ことば」

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569623856
  • NDC分類 911.124
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ことばの美しさと楽しさをとことんまで楽める。

いきいきした万葉集の美しさをわかりやすい解説で味わえる。旅の散策に持ち歩いてもよし。上野先生の楽しい解説が新たな楽しみを開く!

さまざまなラジオ番組でもおなじみの著者が、万葉集の新しい魅力をわかりやすく読み解いた、うたって楽しく、歩いても楽しい決定版。

▼万葉集の楽しさを、広く伝えるために、本書には万葉の世界を楽しめる工夫が満載。まずは、定番歌からこれまであまり知られていなかった歌まで、数多くの歌を収録。著者の楽しい解説とあわせ、人間のいきいきした情感に満ち溢れた世界を存分に満喫することができる。また、読者の一人一人が実際に歌を味わえるよう、歌は読みやすいように句切り、ルビもふっているので、実際に声に出して楽しむこともできる。さらに、雰囲気を存分に高めるのが、奈良在住の写真家・牧野貞之による写真。カラー口絵、各章トビラの奈良の風景の数々が万葉の世界に誘ってくれる。

▼「雄大な歌が多く…」「素朴で男性的な美意識によって…」という教科書的な知識を打破し、本当の楽しさを伝えてくれる一冊。日本語って、やっぱり美しい!

●第1章 我こそは告らめ家をも名をも 
●第2章 西の市にただひとり出でて 
●第3章 君待つと我が恋ひ居れば 
●第4章 心の中に恋ふるこのころ 
●第5章 朝影に我が身は成りぬ 
●第6章 萌え出づる春になりにけるかも 
●第7章 過ぐせど過ぎずなほ恋ひにけり 
●第8章 満ち盛りたる秋の香の良さ 
●第9章 我が父母は忘れせぬかも 
●第10章 奥山のあしびの花の今盛りなり

内容説明

ラジオでもおなじみの著者が、万葉集の新しい魅力をわかりやすく読み解いたうたって楽しく、歩いても楽しい決定版。

目次

第1章 我こそは告らめ家をも名をも
第2章 西の市にただひとり出でて
第3章 君待つと我が恋ひ居れば
第4章 心の中に恋ふるこのころ
第5章 朝影に我が身は成りぬ
第6章 萌え出づる春になりにけるかも
第7章 過ぐせど過ぎずなほ恋ひにけり
第8章 満ち盛りたる秋の香の良さ
第9章 我が父母は忘れせぬかも
第10章 奥山のあしびの花の今盛りなり

著者等紹介

上野誠[ウエノマコト]
1960年、福岡県生まれ。現在、奈良大学文学部助教授(国文学科)。博士(文学)。財団法人奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所副所長。研究のテーマは、万葉文化論と、民俗文化論。第12回日本民俗学会研究奨励賞(日本民俗学会)、第15回上代文学会賞(上代文学会)を各受賞

牧野貞之[マキノサダユキ]
1935年、新潟県生まれ。奈良市在住。写真家入江泰吉に師事し、大和一円の撮影に同行する。70年からフリーの写真家として活躍。日本写真家協会(JPS)会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tokotoko

17
万葉集に近づく2冊目。今度は、万葉集をテーマにしたエッセイ風。かなり現代風の解釈がされている。眉をひそめる方もいらっしゃるだろうな。でも、私は楽しかった!古代の人のつぶやきをたくさん聞けた気がしたから。。。恋の歌は熱すぎて、お腹いっぱいになった!?ので・・・私が選んだ歌は、「生ける者遂にも死ぬるものにあらばこの世にある間は楽しくをあらな」。吉田兼好の「徒然草」にも同意の一節があるそうだ。生きている間は、楽しく、いい笑顔で!って思ってた人が古代にもいたんだなぁ。友達ができた気分だ。ゆっくり奈良に行きたいな!2013/06/22

Ogapi_Ogapi

1
奈良旅行の途中で立ち寄った博物館で手にとってからの付き合い。もう何年も春、夏、秋、冬に思い出しては読んでいる、まさに私の愛読書です。

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