出版社内容情報
自分の頭で考えるってどういうことだろう?
個性って何だろう。自分の頭で考えるとはどういうことか。ほんとうの自分を生きたい人のための、「自分自身のための」哲学への挑戦。
自分らしく生きるとは、どういうことだろうか。価値観が多様化する現在、だれもが自分らしく生きることを求めてはいるが、それを実現するのはそれほど容易なことではない。知らず知らずのうちにとらわれてしまっている自分はいないだろうか。その考えは本当に自分の考えなのだろうか……。
▼本書で著者は、自分の頭で考えるとはどういうことかから出発し、知らず知らずのうちに自分の思考を縛っている価値観や、自分の選択を拘束している「立場」を検討していく。その中で注目されるのが、自分自身がこれまでに築いてきた「履歴」であり、自分がいまどういう場所にいるのかという「配置」である。自らを3次元マップの中に位置づけることにより、客観的に捉えなおそうという試み……、そこから自分の人生を生きる意味が鮮やかに浮かび上がってくるのである。
▼偽りの自分らしさに躍らされることなく、真摯に自分の足で人生を歩みたい人にとって必読の一冊。
●第1章 個性とは何か
●第2章 理解し合うということ
●第3章 個人と組織の葛藤
●第4章 人生と価値観
●第5章 いかに生きるか
目次
第1章 個性とは何か(「個性的に生きる」とはどういうことか;「自分の頭で考えること」と「個性」との関係 ほか)
第2章 理解し合うということ(理解し合うということ;お互いの立場はどうすれば乗り越えられるか ほか)
第3章 個人と組織の葛藤(個性を捨てなければならないときはあるのか?;個性を生かす組織、殺す組織 ほか)
第4章 人生と価値観(自分の配置、履歴が気に入らない人はどうすればよいのか?;人生のやり直しについて ほか)
第5章 いかに生きるか(性善説と性悪説、どちらをとればいいのだろうか?;自分にとって大切なことについて ほか)
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