出版社内容情報
あなたの「仕事の思想」を高める静かな気づき。
示唆に富み滋味あふれる語りが一陣のさわやかな風のように心に届き、静かな気づきを呼び起こす。人気のメッセージメール『風の便り』ついに単行本化。
自分自身を高めていくときに、最も必要なことは何だろうか? いま巷には、必要とされる「ノウハウ」が大量にあふれているが、それは「本当に」必要なことではありえない。人はノウハウを知るだけでは自分を変えることはできないからだ。自分自身を高めるためには、自ら自身の中からあふれでる「深い思索」や、それをもたらす「静かな気づき」がなければならない。心の中に「気づき」が芽生えたときにはじめて、自分は以前の自分ではなくなるのである。
▼本書は、著者が週一度配信しているメッセージメール「風の便り」を単行本化したもの。「風の便り」は、読後に不思議な清涼感と、感慨がのこるメッセージメールとして、いま、Webの世界で静かに人気が広がっている。物語でもあり、随想でもあり、ときに、詩でもある不思議なメッセージ。著者の語りと、秀逸な事例が、読むものをひきつけてやまないのである。
▼折にふれて読み返したい、珠玉の一冊である
●静寂を待つ
●こころの生態系が見えるとき
●透明な感性が予感したもの
●河を知らぬ旅人
●繊細な無意識
●未来からの風―あとがきににかえて
目次
静寂を待つ(「意味のあるゆらぎ」とは;直観は過たない ほか)
こころの生態系が見えるとき(「こころの生態系」が見えるとき;「悪い成功」と「良い失敗」 ほか)
透明な感性が予感したもの(「透明な感性」が予感したもの;「戦略思考」の要諦 ほか)
河を知らぬ旅人(三〇センチ幅の道;「人工」という「自然」 ほか)
繊細な無意識(この一瞬の重み;「傷つきやすさ」という才能 ほか)
未来からの風―あとがきにかえて(永遠の一瞬;未来からの風 ほか)
著者等紹介
田坂広志[タサカヒロシ]
1951年生まれ。1974年東京大学工学部卒業。1981年東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。同年民間企業入社。1987年米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。1990年日本総合研究所の設立に参画。民間主導による新産業創造をめざす「産業インキュベーション」のビジョンと戦略を掲げ、10年間に民間企業702社とともに20のコンソーシアムを設立、運営。同社技術研究部長、事業企画部長、取締役・創発戦略センター所長を歴任。現在、日本総合研究所フェロー。2000年4月多摩大学教授に就任。現在、多摩大学・大学院教授。2000年6月シンクタンク・ソフィアバンクを設立。同代表に就任。2002年2月より「田坂広志人間塾」を主宰。現在、上記の活動に加え、情報、流通、金融、教育、バイオなど各分野の企業の社外取締役や顧問を務めるとともに、毎週のラジオ番組「Caf´e Sophia」で「21世紀の知」について語る
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