出版社内容情報
音楽との出会いは、家族を心豊かにする!
音楽のない時代に生まれ育った父。音楽があふれる時代に生まれ育った息子。音楽にまつわるエピソードを通して、家族の姿を考える一冊。
音楽のない時代に生まれ育った父。音楽があふれる時代に生まれ育った息子。父はいかにして西洋音楽と出会い、息子はいかにして音楽家(チェリスト)になったのか。そして、二人の音楽に対する考え方はどのように変わってきたのか……。音楽が家族のコミュニケーションの中心になっている渡部昇一家で、音楽が家族にどのような影響を与えてきたのかを紹介する父子リレーエッセイ。
▼渡部家の三人の子どもたちはすべて音楽家になっているが、本書を読むと、なぜ三人とも音楽家を目指すことになったのかがよくわかる。そこには、音楽を媒介にして成立する良好な家族関係があり、音楽との出会いが人生を深め、家族を豊かにすることがよくわかる。音楽はただ鑑賞するものではなく、人の人生に大きな影響を与えるもの。そして、豊かな人生を送るために重要な役割をする要素であることが、本書から理解できるはずだ。
●第1章 音楽がわが人生にやってきた日
●第2章 音楽で食べるということ
●第3章 東洋と西洋の狭間で
●第4章 東西の壁を超える音楽の可能性
●第5章 音楽のある知的生活
内容説明
音楽のない時代に生まれ育った父。音楽があふれる時代に生まれ育った息子。父はいかにして西洋音楽と遭遇し、息子はいかにして音楽家になったのか。音楽が家族の関係を密接にし、生活を豊かにしてきた渡部昇一家。音楽にまつわるエピソードを通して、家族の姿を考える父子リレーエッセイ。
目次
第1章 音楽がわが人生にやってきた日(音痴からの出発;野生からの出発)
第2章 音楽で食べるということ(好きなことで生きる喜び;明日を思い煩うことなかれ ほか)
第3章 東洋と西洋の狭間で(クラシック音楽が心にしみ込んでくる;エディンバラでのこと ほか)
第4章 東西の壁を超える音楽の可能性(思い込みを捨てて楽しむ;西洋音楽を生み出した情熱 ほか)
第5章 音楽のある知的生活(「朝食にはモーツアルト、夕食にはバッハ」;コンサートへの誘い ほか)
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
1930年山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ、イギリスに留学後、母校で教鞭をとるかたわら、アメリカ各地で講義。上智大学教授を経て、現在上智大学名誉教授。Dr.Phil、Dr.Phil.h.c.専攻は英語学。著書に『英文法史』『英語の語源』『日本語のこころ』『知的生活の方法(正・続)』(以上、講談社現代新書)、『英文法を撫でる』『講談・英語の歴史』(以上、PHP新書)など多数ある
渡部玄一[ワタナベゲンイチ]
1963年東京都生まれ。東京芸術大学音楽学部附属高校、桐朋学園大学を経て、88年桐朋学園大学研究科に進む。研究科修了後、ジュリアード音楽院に留学し、93年に同音学院を卒業。インディアナ州立大学(米国)でさらに一年間研鑽を積んだ後、95年帰国。以来、チェロのソリスト、室内楽奏者、オーケストラ奏者として幅広く活躍。現在、読売日本交響楽団所属、フェリス女学院大学非常勤講師
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感想・レビュー
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yk_tani
朝ですよね