出版社内容情報
あつかいにくい子どもの育て方を解説する本。
扱いにくい子ども、わがままな子を「ピノキオ」になぞらえ、どう育ててゆけばよいかについて解説する。イタリア原著のユニークな育児書。
子供は、なかなか親の言うことをきかず、わがままで、あつかいにくいものだ。
▼本書は、そんな子供をピノキオにたとえ、また、童話のピノキオに登場するジェペット爺さん、青い髪の妖精、ものいうコオロギ、巨大なクジラなどを、それぞれ父親、母親、教師、社会の暗闇と悪の象徴として登場させながら「子供の育て方」「子供との対話の仕方」「子供のしつけ方、接し方」を解説する、イタリア原著のユニークな育児書である。
▼著者のルチアーナ・マリナンジェリは、作家であり、ユング派心理学者で、教育ジャーナリストとしてイタリアの国営放送であるRIAの国際局にも関与している。モンテーニュやインドの音楽、天文学にも造詣が深く、本書の端々にはモンテーニュの言葉やインドの智恵などがちりばめられている。
▼本書のねらいは、「親子の絆を深める」ことである。そのためにはどうすれば良いかを、ピノキオの話や具体的な事例を踏まえ解説した力作である。
[第1部]0歳から6歳までのピノキオ
[第2部]少年時代と思春期のピノキオ
[第3部]日常生活の中で生じるさまざまな問題と貴重な体験
[第4部]見知らぬ他人と人間社会
内容説明
わがままっ子、いたずらっ子を「ピノキオ」にたとえながら、親はそんな子供にどう接してゆけばよいかを解説する、ユニークな育児書。
目次
第1部 〇歳から六歳までのピノキオ(「子育ては自分育て」;「誕生前の子供に話しかけてあげる」 ほか)
第2部 少年時代と思春期のピノキオ(「ピノキオは成長する。でも本当は誰なんだろう?」;「学校に通う」 ほか)
第3部 日常生活の中で生じるさまざまな問題と貴重な体験(「嫌な人との出会い」;「ピノキオにとっては恐ろしいクジラの学校」 ほか)
第4部 見知らぬ他人と人間社会(「オレンジ形・円グラフの時間割り、成長するための楽しい遊び」;「健康チェックテスト」 ほか)
著者等紹介
マリナンジェリ,ルチアーナ[マリナンジェリ,ルチアーナ][Marinangeli,Luciana]
作家。ユング派心理学者。学校教育省、及びイタリア国営放送(RAI)の国際局にも関与し、教育ジャーナリストとしても活躍している
川本英明[カワモトヒデアキ]
1955年、奈良県生まれ。早稲田大学在学中よりイタリア語・イタリア文学を学び、卒業後もイタリア人神父に師事。ペルージャ国際大学留学後、輸入品のマニュアル翻訳などを手がけつつ、イタリア文学やイタリア映画の研究を続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。