出版社内容情報
「見えない経済大陸」の全貌を明らかにする。
2005年前後に、中台統一!? 台湾と大陸中国の歩み寄りを紹介し、台湾の空洞化の悩みから日本の行く末やビジネスのあり方を考察する。
いまや世界経済は、中国抜きには語れない。かねてより中国を中心としたアジア経済・ビジネスの動向をフォローしてきた著者は、「中国は政治的・軍事的には中央集権国家であるが、経済的には地方経済ブロックの連邦である」と説く。また、政治的には中国と微妙な関係にある台湾だが、経済的には、中国への出資は台湾が一番、人々の64%が大陸での就職を希望するなど中台統一の流れは止まるところを知らない。
▼著者は、2005年前後に中台統一が実現し、“中華連邦”が生まれると予測する。台湾が巨大な中華連邦の有力な一国として勝ち残るための戦略とは何か。そこに日本の明日へのヒントが隠されている。
▼本書では台湾と中国の歩み寄りを紹介し、台湾の空洞化の悩みから、日本の行く末やビジネスのあり方を提言する。この大潮流を理解せずして、日本経済の未来は語れない。ベストセラー『チャイナ・インパクト』『中国シフト』に続く、「中国三部作」の決定版。
●序章 「中華連邦」を理解しなければ、日本に明日はない
●第1章 悩める台湾に突破口はあるか
●第2章 企業も人も中国へ靡く
●第3章 中台統一は2005年か
●第4章 中国の六経済地域の大躍進
●第5章 台湾の勝ち残り戦略を探る
●第6章 21世紀型の成功を招く「四つのC」
内容説明
中台関係は、春に向かいながらも、“寒の戻り”が何回か繰り返されるのだろう。そこには、中国という巨人にいいように支配され、振り回されたくない、という台湾の苦悩もあり、日本の明日も刻まれている。本書では、台湾と大陸中国の歩み寄りを紹介し、台湾の空洞化の悩みから日本の行く末やビジネスのあり方を考察している。
目次
序章 「中華連邦」を理解しなければ、日本に明日はない
第1章 悩める台湾に突破口はあるか
第2章 企業も人も中国へ靡く
第3章 中台統一は二〇〇五年か
第4章 中国の六経済地域の大躍進
第5章 台湾の勝ち残り戦略を探る
第6章 二十一世紀型の成功を招く「四つのC」
著者等紹介
大前研一[オオマエケンイチ]
1943年、北九州市生まれ。早稲田大学理工学部卒業。マサチューセッツ工科大学大学院で博士号取得。経営コンサルティング会社「マッキンゼー&カンパニー」日本支社長、本社ディレクター等を歴任。95年退社。96~97年スタンフォード大学客員教授。現在、UCLA政策学部教授、(株)大前・アンド・アソシエーツ代表取締役。起業家養成学校「アタッカーズ・ビジネススクール」の塾長
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