出版社内容情報
公庫よりお得なローン・プランもよくわかる!
民業を圧迫し税金をムダ遣いする住宅金融公庫はいかに廃止・民営化するか。代わりになる民間の低金利住宅ローン商品を紹介しながら行革のキーマンが解き明かす。
住宅金融公庫、都市基盤整備公団、雇用・能力開発機構などの特殊法人が存在することで、民間の活力がどれだけ奪われているのか。
▼本書では、すでに使命を終えたこれらの特殊法人解体の理論と実践計画をだれにでもわかるように平易に解説している。
▼第一章は「次々に登場する民間住宅ローンの新商品」と題して、城南信金、グッド住宅ローンから第一勧銀、東京三菱銀行まで、公庫に取って代わる新商品を紹介している。第二章は「公庫・公団廃止への具体案」と題して、実際にどのように解体したらよいかを説明している。第三章では「雇用・能力開発機構を廃止・解体せよ」として、ハローワークの時代遅れの実態や派遣ビジネス市場の今後の可能性などが具体例豊富に書かれている。高失業時代の再就職支援体制を知りたい人、必読である。
▼サービスを向上させ、特殊法人をはるかに凌ぐ働きを見せる元気な企業の取り組みが手にとるようにわかるちょっとお得な本。
●第1章 次々に登場する民間住宅ローンの新商品
●第2章 公庫・公団廃止への具体案
●第3章 雇用・能力開発機構を廃止・解体せよ
●終章 特殊法人改革の決着と残された課題
内容説明
民間の競争がサービスを向上させ公庫より「お得」な商品が生まれる!使命の終わった特殊法人はこのシナリオで解体せよ。
目次
第1章 次々に登場する民間住宅ローンの新商品(すでに使命を終えた住宅金融公庫;民間金融機関でも低金利の長期固定ローンは組める;住宅ローンの証券化市場を整備せよ ほか)
第2章 公庫・公団廃止への具体案(まずは証券化支援業務に特化し徐々に完全民営化へ;歪んだ住宅補助制度を撤廃せよ;住宅金融公庫の廃止・民間市場化案―既存債務者の完全保護をしつつ ほか)
第3章 雇用・能力開発機構を廃止・解体せよ(ハローワークの民営化を急げ;ポリテクセンターに就職に直結した訓練を行なう能力はない;派遣ビジネス市場の今後の可能性 ほか)
終章 特殊法人改革の決着と残された課題
著者等紹介
猪瀬直樹[イノセナオキ]
1946年、長野県生まれ。『ミカドの肖像』で87年、第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『日本国の研究』で96年度文芸春秋読者賞受賞。『ペルソナ 三島由紀夫伝』『マガジン青春譜』『ピカレスク 太宰治伝』の評伝三部作が話題に。作家活動のほかにメールマガジン「日本国の研究・不安との訣別/再生のカルテ」の編集長。行革断行評議会委員として特殊法人等の廃止・民営化に取り組む。政府税調委員、日本ペンクラブ言論表現委員長、国際日本文化研究センター客員教授、東京大学客員教授など幅広い領域で活躍中
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