PHP新書<br> 手話ということば―もう一つの日本の言語

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手話ということば―もう一つの日本の言語

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569619651
  • NDC分類 378.28
  • Cコード C0280

出版社内容情報

もう一つの日本のことばの歴史と言語的特徴。

日本に約20万人はいるろう者。だが彼らの使う手話は言語として認められてこなかった。その苦難の歴史を明示し、手話公用語化を説く。

「世界共通ではない」「抽象概念も表せる、文法もある」……。手話は、自然言語としての特徴を備えた、魅力的な「日本のことば」である。ろう者である妻との会話に日々それを使用する著者は、言語学者の立場からそう語る。

▼だが、長年手話は言語としては認められず、単なるジェスチャーなどと侮蔑的に捉えられてきた。同時に、その使い手であるろう者は、情報やコミュニケーションが保障されず、多くの辛酸を嘗めてきた。日本に約17万人いるろう者の人間としての尊厳は、現在も未だ法的に守られる状態には至っていない。

▼本書では、ろう者の歩んできた苦難の歴史と手話の言語的特徴を明示。「手話はろう者の第一言語」という立場から世界の潮流である「手話の公用語化」を訴える。

▼<主な内容>◎ろう者との出会い、手話との出会い ◎ろう者の歴史と生活 ◎手話の歴史と現状 ◎健聴者にとっての手話 ◎手話にまつわるさまざまな誤解 ◎昔の手話、今の手話 ◎手話の公用語化etc.

●第1章 ろう者との出会い、手話との出会い 
●第2章 ろう者の歴史と生活 
●第3章 手話の歴史と現状――ろう教育の観点から 
●第4章 手話ってどんなことば? 
●第5章 手話の公用語化

内容説明

「世界共通ではない」「抽象概念も表せる」―。自然言語の特徴を備えた手話は、日本語とは違った魅力をもつ日本の「ことば」である。言語学者であり、妻との会話に日々それを使用する著者は、そう語る。だが、長年手話は言語としては認められず、単なるジェスチャーなどと侮蔑的に捉えられてきた。同時に、その使い手である、ろう者の人権や尊厳も踏みにじられてきた。本書では、その苦難の歴史と言語的特徴を明示し、「手話はろう者の第一言語」という立場から世界の潮流である「手話公用語化」を訴える。

目次

第1章 ろう者との出会い、手話との出会い
第2章 ろう者の歴史と生活
第3章 手話の歴史と現状―ろう教育の観点から
第4章 手話ってどんなことば?
第5章 手話の公用語化

著者等紹介

米川明彦[ヨネカワアキヒコ]
1955年生まれ。大阪大学大学院博士課程修了。学術博士。梅花女子大学教授。専門は日本語学・社会言語学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

222
手話という言語の成り立ち、日本での手話の扱いなど手話について一通りよくわかった。個人的には著者と奥様の馴れ初めとかがほっこりした。2016/07/10

とも

10
図書館本 勉強になります 2019/10/17

鼓十音

8
主に中途失聴者を対象にした新しい手話を提案する、という課題で研究を進めようとしているため、既成の手話のこと、使っている方々のこと、手話の歴史のことを知っておきたいと思って手にとった。著者とその奥様の素敵な馴れ初めから始まり、ろう教育の歴史の中で手話が排除されてきた現実、手話の成立ち、一つの独立言語としての手話、これからの手話のことについて。手記や資料を交えてる語られる手話はやはり言語としても魅力的で、私自身もっと学びたいと思った。表現豊かな言語だという認識は、きっと間違ってない。2017/10/10

Meroe

6
ろう者/ろう教育/手話の歴史と現状。入門書としてわかりやすく,歴史的な話が多い点は私の興味にも合っていた。ろう児の親の手記,本人の手記等が引用されているのも。日本手話と日本語対応手話の対立以前にまず口話法と手話という対立(口話法教育による手話の抑圧)があった。口話法が優勢になった背景には,ろう者は不完全な人間で手話は不完全な手真似であって,口話法を習得することにより普通の人間に近づけるのだという差別的な考え方があった。2013/02/24

samandabadra

2
非常に分かりやすく、情熱も伝わってくる本。来年度の授業では「ことばと文化」にでてくる事柄と組み合わせて是非使っていきたい。日本人に身近な「よその人たちのことば」」といえば、英語だが、手話も同様なのだということを感じ取ってもらえるようにできれば成功だろうな。2010/12/19

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