出版社内容情報
東洋人物学を根底に据えた指導者のバイブル。
陽明学者・安岡正篤師の説く東洋人物学に基づき、現代の指導者はいかに考えいかに行動すべきかを示した不朽のバイブル。
「古典と歴史と人物の勉強。これなくして識見は生まれてこないが、現代人は、この最も大事な根幹を忘れて、あまりにもつまらぬ本を読み漁りすぎているのではないか」。雑誌『財界』の名物編集長として経営者から愛され、独立してからは陽明学者・安岡正篤師の説く東洋人物学を基本にしたリーダー論というジャンルを確立し、出す本はすべてベストセラーという売れっ子評論家だった著者だが、惜しくも50代半ばで急逝。しかし、彼の遺した著書は、いま読んでも新鮮、いやむしろ、いまだからこそ役に立つ箴言がちりばめられているといってよい。本書は、ビジネス社会を生き抜くリーダーに必要とされる資質を、古典の名句、歴史の教訓を例に引きながら明快に示した名著を新装版として復刻したもの。著者はいう。「出処進退ではとくに退が難しい。女々しい奴はいつまでもポストに恋々とするし、知慧があって男らしい奴は最盛期にさらりと退く」。さて現代はどうか?
[雄の章]
●語録の効用
●絵もまた人なり ほか {魅の章]
●木落チ、水尽キ、千崖枯ル
●鴎外も筆のあやまり ほか
[師の章]
●利益は目的か
●ウーマン・ビハインド ほか
[訓の章]
●ヘソで「の」の字を
●本を貸すことについて ほか
[流の章]
●喧嘩子路
●孔子と子路 ほか ]戒の章]
●男と女の魅力とは
●感動する心 ほか
[徳の章]
●人生、歌にあり
●経営のハングリー精神 ほか
内容説明
指導者のバイブルいまここに甦る!陽明学者・安岡正篤師の説く東洋人物学をベースに「人の上に立つ者」の行動原理を示した不朽の名著。
目次
雄の章(語録の効用;絵もまた人なり ほか)
魅の章(木落チ、水尽キ、千崖枯ル;鴎外も筆のあやまり ほか)
師の章(利益は目的か;ウーマン・ビハインド ほか)
訓の章(ヘソで「の」の字を;本を貸すについて ほか)
流の章(喧嘩子路;孔子と子路 ほか)
戒の章(男と女の魅力とは;感動する心 ほか)
徳の章(人生、歌にあり;経営のハングリー精神 ほか)
著者等紹介
伊藤肇[イトウハジメ]
大正15年1月、名古屋生まれ。旧制東海中学卒業。旧満州国立建国大学七期生。敗戦のため閉学、引き揚げる。中部経済新聞記者、雑誌『財界』編集長、論説委員、副主幹を経て評論家となる。東洋学を基本にした人物論という特異な分野を目指し、多彩な評論活動を行う。昭和55年、逝去
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