出版社内容情報
心が安らぐ本当の家族のあり方を愉快に説く。
親子3代、5世帯15人が同居する斎藤家の大家族主義の暮らしぶりを紹介しながら、心が休まる本当の家族のあり方を愉快に説く書。
現代は少子化や核家族化が定着し、さらに離婚率やシングルマザーの増加などで、家族形態はますます縮小傾向にある。そんな中で、悪質な青少年犯罪、イジメ、引きこもり、幼児虐待など、家族や子供をめぐる様々な問題がもちあがっている。そんな昨今、多くの人が「日本の家族はどこか病んでいる」と感じているのではないだろうか。著者は言う。「戦後、形ばかりの民主主義が持ち込まれて、それまでの家族形態は消滅した。心の触れ合いが無い、ぬくもりが無い、それこそ形ばかりの家族が大量生産され、もはや家庭は、人を育てるという本来の機能さえ果たせなくなってきている」と。そんな時代背景に逆行するかのように、著者は三世代五世帯総勢十五人の大家族で暮らしている。但し、かつてのような同居生活ではなく、各々のプライバシーを尊重した生活スペースとルールに基づいてである。そんな斎藤家の暮らしを紹介しながら、改めて家族のあり方を考える書である。
●1章 「親子三代五世帯一五人」が、なぜ一緒に住もうと考えたのか
●2章 「家族の血縁」とは不可思議でおもしろい
●3章 斎藤家がちょっとこだわっている「家族のルール」
●4章 「家族のぬくもり」を探して、夫婦ふたりで考えたこと
●5章 今なぜ「家族の存在感」が必要か
●6章 「大家族共同生活」という実験と、尽きない好奇心
●7章 一人一人が人生を楽しむ「家族のスタイル」
内容説明
大家族主義の斎藤家の夫婦、親子、孫たちとの触れ合いを通じて、現代日本が忘れがちな“ぬくもり”がある家族の暮らしを探す。
目次
1章 「親子三代五世帯一五人」が、なぜ一緒に住もうと考えたのか
2章 「家族の血縁」とは不可思議でおもしろい
3章 斎藤家がちょっとこだわっている「家族のルール」
4章 「家族のぬくもり」を探して、夫婦ふたりで考えたこと
5章 今なぜ「家族の存在感」が必要なのか
6章 「大家族共同生活」という実験と、尽きない好奇心
7章 一人一人が人生を楽しむ「家族のスタイル」
著者等紹介
斎藤茂太[サイトウシゲタ]
大正5年、東京生まれ。明治大学文学部、昭和医科大学卒。慶応義塾大学医学部にて精神医学専攻。医学博士。現在、斎藤病院理事長、日本精神病院協会名誉会長、日本旅行作家協会会長、アルコール健康医学協会会長など、いくつもの顔をもち、活躍中
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