出版社内容情報
色彩による癒しのメカニズムを解き明かす。
人生の折々に、特に強く惹かれた色を分析する「色の自分史」の作り方を紹介しながら、実生活への色彩による癒しの効用を提案する。
著者は言う。「これは色彩についての本であって、同時に色彩についてだけの本ではない。色という鍵を使って、自分の心の扉を開く本、とでも言ったらいいだろうか」
▼本書は、「色彩学校」という色彩心理の専門講座でおこなってきた「カラーヒストリー」という文字どおり“心の色の歴史”をたどる独自の方法を紹介するものである。
▼第1章の「『カラーヒストリー』ってなあに?」では、この講座が生まれたいきさつと、具体的な方法を解説。第2章の「世界でたった一つの色と心の物語」では、これまでの参加者の体験談を「赤・オレンジ・黄・緑・青・紫・ピンク・黒・虹色」の色別に分けて紹介、カラーヒストリーセッションの雰囲気を伝える。第3章の「色彩の記憶をたどることは、これからの可能性を探ること」では、カラーヒストリーを体験してどうなったかを具体的に紹介、最後に、読者自身もできる簡単なカラーヒストリーのやり方を解説する。
●第1章 「カラーヒストリー」ってなあに?
●第2章 世界でたった一つの色と心の物語
●第3章 色彩の記憶をたどることは、これからの可能性を探ること
内容説明
カラーヒストリーとは、色彩が記憶と深く結びつくという心の働きを活かして、自分のパーソナリティーの奥に息づく心の声を聴く方法である。色彩心理の第一人者が、色で心をたどる「カラーヒストリー」の方法を、赤から紫まで「9つの色の物語」で綴る。
目次
第1章 「カラーヒストリー」ってなあに?
第2章 世界でたった一つの色と心の物語(赤―とり憑いた赤が、心のマグマを洗い流した;オレンジ―オレンジそれともグレイ?私は、いったい何色?;黄色―心から泣いた、幼い頃の私を思って… ほか)
第3章 色彩の記憶をたどることは、これからの可能性を探ること(色彩を通して自分と出会う;もっと自由に色を楽しむために、カラーヒストリーは生まれた;カラーヒストリーを分かち合う体験 ほか)