出版社内容情報
松下幸之助の経営哲学はいかに形成されたのか。創業からの数々の快進撃と、産業人の真の使命を悟る昭和7年までを描く第二部。
稀有のサクセス・ストーリーにして、「日本的経営」の原型の創始者でもある松下幸之助。その経営哲学の核心とは何か。そして、いかに形成されたのか。
▼いま最も才気を発揮する評論家・福田和也が、その問いに正面から向き合い、ときに自問し、ときに格闘する。現地取材を経て、細密に、鮮烈に描き出す。
▼第二部では松下幸之助二十三歳の創業から、産業人の真の使命を悟る昭和七年(三十七歳)まで。砲弾型電池ランプやスーパー・アイロンなどのヒット商品を連発し、快進撃を続けるものの、時代は昭和不況の動乱期を迎える。「従業員は一人も解雇してはならぬ。生産は即日半減するが、その代わり休日を廃して全力をあげ販売に努力すること」という終身雇用誕生の高名なエピソードを経て、まさに松下経営哲学の第一期完成となる昭和七年の「創業記念日」をいかにして迎えたのか。あらゆる「松下評伝」の中でも、決定版中の決定版評伝。第一部、第二部を同時発刊。
●第1章 東京
●第2章 歩一会
●第3章 砲弾型電池ランプ
●第4章 無料見本
●第5章 山本商店
●第6章 ヘンリィ・フォード
●第7章 金融恐慌
●第8章 ナショナル
●第9章 デフレーション
●第10章 労働争議と合理化運動
●第11章 天理
●第12章 創業記念日
内容説明
松下幸之助、23歳の創業から、産業人の真の使命を悟る昭和7年(37歳)まで。
目次
東京
歩一会
砲弾型電池ランプ
無料見本
山本商店
ヘンリィ・フォード
金融恐慌
ナショナル
デフレーション
労働争議と合理化運動
天理
創業記念日
著者等紹介
福田和也[フクダカズヤ]
昭和35年、東京に生まれる。慶応義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。現在、慶応義塾大学助教授。気鋭の評論家として文壇・論壇で活躍。『日本の家郷』(新潮社)で三島由紀夫賞、『甘美な人生』(新潮社)で平林たい子文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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