出版社内容情報
希代の天才が21世紀に勝つ方法を語り明かす。
決断のスピードと精度を上げる方法、型を持つな、思考のポイントを逆サイドに……。平尾誠二、二宮清純、金出武雄と21世紀に勝つ方法を語る。
将棋会で前人未踏の七冠を達成し、羽生マジックと対戦相手に恐れられているその思考法が、平尾誠二、二宮清純、金出武雄との対談の中で明らかにされる。今まで著者の将棋の本はあったが、その戦術、勝つための考え方を一般の読者向けに語った初めての本である。
▼「簡単に、単純に考える」とは、本質を見抜き、人生、勝負における最善手をつかむ思考法だと著者は語る。本質とは、誰もがそうすればいいと分かっていながら、過去の成功体験や周囲の様々な状況によって御座なりにされ、うやむやにされてしまっているものではないだろうか。
▼勝負に負けてしまう人は、悪手を指して複雑な局面をつくってしまい、難しく考えるために、その複雑な局面をさらに複雑にしていく。
▼勝者とは、幾多の情報を捨て、先入観や過去のデータにとらわれず、複雑なものをより簡単に、単純にでき、勝負の道筋を見つけ、逆境からの突破口を見出すのである。閉塞の時代を突破する思考法である。
●論理思考、感性を昇華したものが創造力である
●経験、先入観のないことが武器になる
●単純に、簡単に考えるだけで、鮮やかに解ける
●勝負をあきらめない勇気が、直感を導く
内容説明
「情報は捨てる」「型をもたない」「相手に手を渡す」天才の勝負勘、戦略、考え方が各界第一人者との対談で、初めて明らかに!21世紀を勝ち抜く頭脳強化書。
目次
1 論理思考、感性を昇華したものが創造力である(平尾誠二)(勝負の山を意識してつくる;朝、向き合ったときに相手の状況を読む ほか)
2 経験、先入観のないことが武器になる(二宮清純)(天才は、二進法で考える;日本人に足りないのは、決断のスピードと精度 ほか)
3 単純に、簡単に考えるだけで、鮮やかに解ける(金出武雄)(詰めの段階に入ったら、コンピュータはプロ級;勝負にこだわるだけならジャンケンでいい。いい棋譜を残すことにこそ、意義がある ほか)
対談を終えて 勝負をあきらめない勇気が、直感を導く(今はすでに過去である;思考の過程を省略していく方法 ほか)
著者等紹介
羽生善治[ハブヨシハル]
将棋4冠(王位、王座、棋王、王将)。1970年、埼玉県生まれ。小学1年のとき級友の家で将棋を教わり、小2の夏、八王子将棋クラブへ。小6のとき小学生名人戦に優勝して、12歳で奨励会に入会。中学3年でプロ4段。89年第2期竜王を獲得、史上初の10代タイトル保持者となる。90年竜王位を失うが、93年竜王位を奪取。同年棋聖、王位を獲得し、竜王、王座、棋王とあわせ5冠。同年12月に竜王の座を奪われるものの、将棋界会初の1億円プレーヤーとなる。94年初の名人位を獲得し再び5冠に。同年12月には竜王を獲得し史上初の6冠。96年には王将も奪取し、前人未踏の7冠を達成。現在までの獲得タイトルは、名人3、竜王4、棋聖6、王位9、王座9、棋王11、王将6。如何なる相手にも柔軟に対峙し、直感で最善の一手を生み出す戦術は「羽生の頭脳」として、各マスコミで脚光を浴びる
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