出版社内容情報
流通も供給サイドから需要サイドへ変わった。
流通の革命として一世を風靡したSCM。しかし、次代は顧客の立場に立った需要主導の流通革命が主役になる。ODRSの先進事例を紹介。
ものは商店の棚だけで買うものではない。そのシステムが徐々に普及しつつある。通信販売やインターネット・ショッピング、テレビ・ショッピングなど、ものの流通は、提供者側の思惑だけでは動かなくなってきた。つまり、供給過剰の社会(店の棚に商品が山と積まれる)では、スーパーマーケットや百貨店が流通の最先端で、そこに生産者と消費者の接点があった。しかし、これからの時代は、家にいる消費者が「ほしい」と思ったものを、生産者がつくる、もしくは供給するシステムに変わっている。本書は、こうした流通の大変革を理論と現場のレポートで構成した。
▼(財)店舗システム協会が、各界の著名人、専門家を集め、新しい時代の流通のあり方を懇切丁寧に解説している。第一章の中谷巌氏曰く、「フランス革命や産業革命」のイメージと同様に、顧客主導の流通革命を論じる執筆者もいる。この変革を多くのビジネスマンに気づいてほしい。
●第1章 「顧客主権」の時代が来た
●第2章「顧客主権」を実現するマーケティング
●第3章 個人顧客主義から発するオン・デマンド型ソリューション
●第4章 顧客参加型ビジネスモデルの構築
内容説明
本書は、スピードを伴う情報社会にあって、多様な変化が見られる流通産業の動きを可能な限り多角的、複層的に分析することを目的とすると同時に、その変化の本質にかかわる問題提起と位置付け、オン・デマンド型の流通体系に関する議論を喚起することを意図したものである。早越した専門家、研究者、研究機関等が、各自の視点に基づいて、流通産業に起こっている変化を分析した提言や問題点を指摘し、その改善策も提示している。
目次
第1章 「顧客主権」の時代が来た(供給主導(サプライ)から需要主導(デマンド)へ
e革命の本質と企業革新のビジョン ほか)
第2章 「顧客主権」を実現するマーケティング(操作型マーケティングと協働型マーケティング)
第3章 個人顧客主義から発するオン・デマンド型ソリューション(ライフスタイル・キーワードから読み解く時代の要請;常識を塗り替えるeマーケティング ほか)
第4章 顧客参加型ビジネスモデルの構築(インターネットで人・物・金・情報を循環させる;顧客参加型の商品生産をどうするか ほか)
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