出版社内容情報
世界のあちこちで起こる奇病の数々に迫る。
狂牛病、エボラ出血熱、人喰いバクテリア等、世界で起こる謎の感染症とは。人類を襲う微生物の実態に、寄生学等でお馴染みの著者が迫る。
「ニューヨークで殺人ウィルス発生」「エボラ出血熱の恐怖」「人喰いバクテリアが日本を襲う」等、今、世界のあちこちで謎の疫病が人類を蝕んでいる。本書は、恐るべき微生物たちの実態を明かし、人類に対する逆襲のシナリオを大胆予測する。
▼感染症といえば、エイズ、O157、C型肝炎などが一般的である。しかし昨今、結核、コレラ、マラリアなど、過去に制圧されたはずの病原体が再び猛威をふるっているのだ。
▼なぜ近代医学は感染症を撲滅できないのだろうか。著者は、「昨今の感染症暴発は、快適性、利便性のみを追求した人間中心主義が原因」「超清潔志向の日本人は最も抵抗力がない」と指摘する。さらに流行を拡大する世界の風土病についても紹介。全身衰弱で死亡するアフリカ睡眠病、陰嚢と下肢に腫瘍ができるバンクロフトフィラリア症などが写真入りで説明されており、専門家にも貴重な資料となるであろう。
▼忍び寄る危機への優れた分析と警告の書。
●第1章 世界のあちこちで起こる謎の感染症
●第2章 微生物たちの大航海時代
●第3章 人間中心主義と感染症の暴発
●第4章 消えた疾病・残った疫病
●第5章 流行を拡大する世界の風土病
内容説明
エボラ出血熱、狂牛病、ウエストナイル脳炎など、今、世界のあちこちで謎の疫病が人類を蝕んでいる。そればかりか、結核、コレラ、マラリアなど、過去に制圧されたはずの病原体が、再び猛威をふるっているのだ。本書では、恐るべき微生物たちの実態を明かし、人類に対する逆襲のシナリオを大胆予測。「昨今の感染症暴発は、快適性、利便性のみを追求した人間中心主義が原因」「超清潔志向の日本人は最も抵抗力がない」と著者は指摘する。しのび寄る危機への、すぐれた分析と警告の書。
目次
第1章 世界のあちこちで起こる謎の感染症
第2章 微生物たちの大航海時代
第3章 人間中心主義と感染症の暴発
第4章 消えた疾病・残った疫病
第5章 流行を拡大する世界の風土病
著者等紹介
藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
1939年、旧満州生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。東京大学大学院医学研究科修了。医学博士。現在、東京医科歯科大学教授。専攻は、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学
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感想・レビュー
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