出版社内容情報
神経症、分裂症など心の不可思議現象を解明。
神経症や分裂症はなぜ起きる? 人はなぜナチスのような思想の虜になるのか? ユング心理学で心の不思議現象を解明。好評シリーズ第三弾。
神経症や分裂病のような心の病はどうして起きるのか。又、人はなぜナチスのような恐ろしい思想の虜になるのか。さらに、錬金術の本に描かれた不思議な絵は何を意味しているのか。本書は不思議な心の現象について、ユング心理学の眼を通して解明する。
▼「心的エネルギー論」では、精神病とは心的エネルギーが無意識の中へおいやられ、空回りしている状態だという。すなわち治療とは、心的エネルギーの自然な流れを戻すことである。又、分裂病というのは元型的イメージが強く、自我が乗っ取られてしまった状態であるという。それらの分析は、ユング自身が分裂病的体験と闘う中で発見した独自の理論である。さらにユングはナチスのような妄想に人々が熱狂するのは、人間が持つ元型的イメージのなせる業であるという。
▼それらの深い洞察は、精神的な病理を抱える現代人の魂に、希望と救いをもたらしてゆく。どの解説書よりもわかりやすいと好評のシリーズ完結編である。
●第1話 神経症の不思議
●第2話 分裂症の不思議
●第3話 錬金術の謎を解く
●第4話 個性化の不思議
●第5話 ナチスの不思議
内容説明
神経症や分裂病のような心の病はどうして起きるのか。又、人はなぜナチスのような恐ろしい思想の虜になるのか。さらに、錬金術の本に描かれた謎の絵は何を意味しているか?本書では、不思議な心の現象について、ユング心理学の眼を通して解明する。ユングは自らも分裂病的体験と闘う中で、独自の理論を構築した。「心的エネルギー論」「錬金術と元型論の接点」「個性化の研究」等々。それらの深い洞察は、現代人の魂に希望と救いをもたらしてゆく。どの解説書よりも分かりやすいと好評のシリーズ完結編。
目次
第1話 神経症の不思議
第2話 分裂病の不思議
第3話 錬金術の謎を解く
第4話 個性化の不思議
第5話 ナチスの不思議
著者等紹介
林道義[ハヤシミチヨシ]
1937年長野県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、東京女子大学教授。日本ユング研究会会長。専攻は深層心理学
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感想・レビュー
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