出版社内容情報
「顧客」満足を高める製造業の新戦略を詳説。
製造業もマスからワン・トゥ・ワンへ! 「顧客」満足を高め、環境にも配慮するオーダー・メード戦略を先進事例をふまえてやさしく詳説。
「失われた十年」といわれる90年代は、製造業にとっても大きな転換点であった。「大量生産・大量販売・大量廃棄」が、地球環境問題や供給過剰などの影響から機能しなくなった。21世紀の情報社会は、IT革命や環境問題に配慮したモノ作りのモデルが構築されなければならない。そこで、最近注目されているのが、「オーダーメードシステム」である。ムダな在庫を一切持たず、消費者が「ほしいものを、ほしい時に、ほしいだけ作る」受注生産が基本。さらに、一人ひとりの顔の見える消費者を満足させるモノ作りの仕組みであり、同時にムダの排除・顧客満足に配慮したモノ作りである。
▼本書は、『製造業に未来はあるか』『トヨタ生産方式を創った男』などの著作を通じて、日本のモノ作りの現場をテーマにしてきた著者の渾身の力作である。日本経済を支えてきた製造業の未来を占ううえで欠かせない一冊である。
●第1章 「大量生産」から「オーダーメード」の時代へ
●第2章 オーダーメード戦略の生産システム
●第3章 オーダーメード戦略で「顧客満足」が向上する
●第4章 ITを活用したオーダーメード戦略
●第5章 環境にも適応したオーダーメード戦略
●第6章 先進企業のオーダーメード戦略
内容説明
本書は、IT革命によって「甦るオーダーメードシステム」が21世紀の情報社会、環境の時代にふさわしいモノ作りとしてどう進化し、新たなビジネスモデルに発展しているか、その考え方、仕組み、具体的な展開を、さまざまな事例を通じて明らかにしたものである。
目次
第1章 「大量生産」から「オーダーメード」の時代へ
第2章 オーダーメード戦略の生産システム
第3章 オーダーメード戦略で「顧客満足」が向上する
第4章 ITを活用したオーダーメード戦略
第5章 環境にも適応したオーダーメード戦略
第6章 先進企業のオーダーメード戦略
著者等紹介
野口恒[ノグチヒサシ]
1945年生まれ。和歌山大学経済学部卒業。法政大学大学院社会科学研究科(経済学専攻)中退。出版社勤務を経て、現在フリージャーナリスト。群馬大学社会情報学部非常勤講師、『情報化白書』編集専門委員などを務める。主として、情報・技術・人間に関わるさまざまな問題をテーマとする
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