出版社内容情報
お茶の水、浅草、築地、千住……。地名の由来を探れば、過去の社会制度や事件、人々の生活が見えてくる。地名のもとに江戸の歴史と町へ接近。
小石川、門前仲町、八丁堀、さらに寅さんの柴又、遊郭の吉原……。地名の由来を探れば、過去の社会制度や事件、人々の生活が身近に見えてくる。本書は、地名をもとに江戸の歴史と町へ接近(アプローチ)。
▼第1部では、幕府の都市づくり政策を概観する。寺社、町人地、鷹場はいかにして造られたか。さらに「大江戸」「江戸っ子」の呼称成立の背景や、消えた地名についても言及。
▼第2部では、江戸とその周辺を機能・地域別に九つに分類し、50の地名の具体的歴史を探訪する。すなわち、
[1]幕府が造った町(丸の内・高田馬場)、
[2]武家地(有楽町・御茶の水)、
[3]寺社地(浅草)、
[4]町人地(両国・蔵前)、
[5]水辺の町(佃島・築地)、
[6]交通の要所(日本橋・新宿)、
[7]遊び場(猿若町・飛鳥山)、
[8]武蔵野(練馬・小金井)、
[9]東の郊外(柴又・小松川)などというように。
▼市町村合併による地名改変が盛んな昨今、貴重な文化遺産としての地名を再認識できる本である。
[第1部]江戸の町の誕生と成長
[第2部]地名で読む江戸
●第1章 幕府が造った町
●第2章 武家地
●第3章 寺社地
●第4章 町人地
●第5章 水辺の町
●第6章 交通の要所
●第7章 遊び場
●第8章 武蔵野
●第9章 東の郊外
内容説明
丸の内、お台場、後楽園、さらに寅さんの柴又、遊郭の吉原…。地名の由来を探れば、過去の社会制度や事件、人々の生活が身近に見えてくる。本書は、地名をもとに、江戸の歴史と町へ接近。第1部では、幕府の都市づくり政策を概観する。寺社、町人地、鷹場はいかに造られたか。さらに「大江戸」「江戸っ子」の呼称成立の背景や、消えた地名などにも言及。第2部は、江戸とその周辺を機能・地域別に分類し五〇の地名の具体的歴史を探訪する。市町村合併で地名改変が盛んな昨今、文化遺産としての地名を再認識する。
目次
第1部 江戸の町の誕生と成長(首都の成立;巨大都市への道;成熟、崩壊、そして東京へ)
第2部 地名で読む江戸(幕府が造った町;武家地;寺社地;町人地;水辺の町;交通の要所;遊び場;武蔵野;東の郊外)
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
1953年東京都生まれ。東京学芸大学卒業。同大学院修士課程修了。筑波大学大学院博士課程単位取得。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授などを経て、現在、東京学芸大学教授。主な著書に「吉宗と享保の改革」「享保改革の地域政策」「大江戸意外なはなし366日事典」、編著に「規制緩和に挑んだ『名君』―徳川宗春の生涯」「多摩と江戸―鷹場・新田・街道・上水」「江戸時代への接近(アプローチ)」など
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