自分を消したいこの国の子どもたち―“傷つきやすい自尊心”の精神分析

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自分を消したいこの国の子どもたち―“傷つきやすい自尊心”の精神分析

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569615202
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0011

出版社内容情報

最近の少年犯罪は、死への衝動が見え隠れする。少年たちの心は今、生と死の境界で彷徨っているのだ。わが子の将来を憂える親に送る。

著者は言います。「今の青少年は『自分独自の存在感』が非常に希薄になった。他方で、母親の過保護で自尊心が自分の背丈以上に高まり、些細なことで決定的に傷つく。このため、簡単に『こんな人生(自分)だったら消してしまいたい』となってしまう。いじめられて引きこもってしまったり、自殺してしまったり、犯罪に走って自分の人生を破滅させようとしてしまう」と。
●序章/青少年の心に何が起きているのか 
●1章/インターネットをさまよう思春期の心 
●2章/自分を消したい子どもたち 
●3章/いじめや不登校をなくすために 
●4章/青少年を叱らないこの国の大人たち 
●5章/親と子の家族倫理 
●6章/子どもの“心のシグナル”をつかむ

▼本書では、世間を騒がせている青少年の問題――いじめ、不登校、引きこもり、少年犯罪などに心を痛め、思春期の子どもを持つ親として不安な日々を送る大人たちに、精神科医が豊富な臨床経験に基づいてアドバイスします。

●序章 青少年の心に何が起きているのか 
●第1章 インターネットをさまよう思春期の心 
●第2章 自分を消したい子どもたち 
●第3章 いじめや不登校をなくすために 
●第4章 青少年を叱らないこの国の大人たち 
●第5章 親と子の家族倫理 
●第6章 子どもの“心のシグナル”をつかむ 

目次

序章 青少年の心に何が起きているのか
第1章 インターネットをさまよう思春期の心
第2章 自分を消したい子どもたち
第3章 いじめや不登校をなくすために
第4章 青少年を叱らないこの国の大人たち
第5章 親と子の家族倫理
第6章 子どもの“心のシグナル”をつかむ

著者等紹介

町沢静夫[マチザワシズオ]
1945年新潟県生まれ。精神科医、医学博士、立教大学教授。東京大学文学部心理学科、横浜市立大学医学部卒業。東大付属病院分院神経科、国立精神・神経センター精神保健研究所室長を経て、’94年に町沢メンタル・ヘルス研究所を開設。著書に「ボーダーラインの心の病理」「あなたの隣の“狂気”」「大人になれないこの国の子どもたち」「なぜ『いい人』は心を病むのか」「あなたの心にひそむ『見捨てられる恐怖』」「醜形恐怖」、共著に「自己分析と他者分析」「心はどこへ行こうとしているのか」など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おたきたお

0
口述筆記調(実際にテープに吹き込んで文字に起こしたらしい)。「自信力はどう育つか」と同じく、母親の過保護が子供の「存在感のなさ」を有無と指摘。しかし、なぜ母親が過保護になるのか、その背景まで記述がないのは精神科医としての限界? 自己愛型政治家(少年法改正に走る人々)への批判も。やはり共感は大切。2006/01/01

きち

0
世間をさわがせた主要な少年犯罪についてのっています。2008/09/03

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