出版社内容情報
最近の少年犯罪は、死への衝動が見え隠れする。少年たちの心は今、生と死の境界で彷徨っているのだ。わが子の将来を憂える親に送る。
著者は言います。「今の青少年は『自分独自の存在感』が非常に希薄になった。他方で、母親の過保護で自尊心が自分の背丈以上に高まり、些細なことで決定的に傷つく。このため、簡単に『こんな人生(自分)だったら消してしまいたい』となってしまう。いじめられて引きこもってしまったり、自殺してしまったり、犯罪に走って自分の人生を破滅させようとしてしまう」と。
●序章/青少年の心に何が起きているのか
●1章/インターネットをさまよう思春期の心
●2章/自分を消したい子どもたち
●3章/いじめや不登校をなくすために
●4章/青少年を叱らないこの国の大人たち
●5章/親と子の家族倫理
●6章/子どもの“心のシグナル”をつかむ
▼本書では、世間を騒がせている青少年の問題――いじめ、不登校、引きこもり、少年犯罪などに心を痛め、思春期の子どもを持つ親として不安な日々を送る大人たちに、精神科医が豊富な臨床経験に基づいてアドバイスします。
●序章 青少年の心に何が起きているのか
●第1章 インターネットをさまよう思春期の心
●第2章 自分を消したい子どもたち
●第3章 いじめや不登校をなくすために
●第4章 青少年を叱らないこの国の大人たち
●第5章 親と子の家族倫理
●第6章 子どもの“心のシグナル”をつかむ
目次
序章 青少年の心に何が起きているのか
第1章 インターネットをさまよう思春期の心
第2章 自分を消したい子どもたち
第3章 いじめや不登校をなくすために
第4章 青少年を叱らないこの国の大人たち
第5章 親と子の家族倫理
第6章 子どもの“心のシグナル”をつかむ
著者等紹介
町沢静夫[マチザワシズオ]
1945年新潟県生まれ。精神科医、医学博士、立教大学教授。東京大学文学部心理学科、横浜市立大学医学部卒業。東大付属病院分院神経科、国立精神・神経センター精神保健研究所室長を経て、’94年に町沢メンタル・ヘルス研究所を開設。著書に「ボーダーラインの心の病理」「あなたの隣の“狂気”」「大人になれないこの国の子どもたち」「なぜ『いい人』は心を病むのか」「あなたの心にひそむ『見捨てられる恐怖』」「醜形恐怖」、共著に「自己分析と他者分析」「心はどこへ行こうとしているのか」など多数
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