出版社内容情報
一人が変わると会社が変わる! これからの課長・部長が企業の歯車でなく、経営者の分身として活き活きと仕事をするための80のヒント。
いま「中抜き」という言葉がさかんに喧伝されている。その意味は一言でいうと、IT革命によって、中間管理職が要らなくなるということである。しかし、と著者はいう。有能な部課長がいなければ決して会社は発展しない。これからの中間管理職は「ニューミドル」として、会社の主役になるべきだと。
▼では、ニューミドルとは何か。まず
[1]組織の歯車の一つではなく、経営者の分身であること。
[2]高い専門能力を持ち、自律的に行動すること。
[3]自分で会社を動かし、自分のいた証しを残すこと。この三つを満たす人がニューミドルなのである。
▼本書は、このニューミドルにふさわしい仕事のやり方をマニュアル的に紹介した本である。一見、無味乾燥で当たり前に見える事柄もあるが、実はそれが大事なのである。たとえば「会議の目的は結論を出すこと」などというのは、重要でありながら、なかなか実践できていないのでは? 自分の仕事の仕方を見直すのに最適な本。
●第1章 ニューミドルとは
●第2章 まず、自分を磨く
●第3章 企業を動かす
●第4章 そして、何を残すか
内容説明
ニューミドルでありたいと思っているビジネスマンの多くは、経営の現状とその進む方向に対し不安と不満を持っている。この純粋な思いを真摯に受け止め、施策に生かすのはトップの責務であるが、同時にニューミドル本人が、施策の具体的な提案とその実行を進んで引き受けるべきである。仕事は与えられるものではなく、自分で創り出すものとの認識があれば当然であろう。自分が経営に対して能動的に行動する、そのとき本書がガイドブックの役割を果たしてくれる。
目次
第1章 ニューミドルとは(経営トップの分身として;成果を出すのが仕事;経営とは仮説の検証 ほか)
第2章 まず、自分を磨く(プロ集団の企業は強し!;専門能力を深く掘れ;専門に地位の上下なし ほか)
第3章 企業を動かす(トップを自分と同じ思いに;書生論を正論にする風土;“異見”に耳を貸す ほか)
第4章 そして、何を残すか(マネジメント・ポテンシャルの増強;フローの仕事・ストックの仕事;昨日の仕事・明日の仕事 ほか)
著者等紹介
武藤貢[ムトウミツグ]
1935年生まれ。三菱重工業神戸造船所ディーゼル部見積管理課長、同社名古屋機器製作所主管、新東工業技術・生産本部副本部長、総合企画部長、新東情報システム社長を歴任。現在、経営コンサルタント・武藤技術マネジメント事務所代表。技術士(経営工学部門)、上級システムアドミニストレータ。著書に「『質の経営』が製造業を変える」(共著)がある
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