出版社内容情報
日々、カウンセリングで育児・教育問題に直面している著者が、親子の悩みや迷いを正面から受け止め、本音で綴ったメッセージ・ブック。
教育カウンセラーである著者のもとに、毎日のように悩みを持つ親子が訪れる。そこで互いに弱音や本音を言えた時、初めて心が通じ分かり合える親子がいると言う。本書は、そんな現場の生の声から著者が感じた事、真実として心に刻んだ事を、「のぞみ」「出会い」「絆」「癒し」「旅立ち」の5章に分け、簡潔な言葉と美しいイラストで綴ったメッセージブックである。
▼たとえば、「親になることはやさしいが、親であることは難しい」「人を育てる教育とは、絶望を与えることではなく、希望を与えることだ」「あなたは、わが子に、あの人に弱音をはいてもらっていますか。わが子に弱音をはいてもらえないで、なんで親になったの、夫婦になったの、家族をつくったの、弱音こそ本音」「見捨てない、おまえのせいじゃない、親や先生のこのひと言を子どもたちは心の底から待つ」など、心に響く言葉やメッセージが満載されており、読者の心の支えとなる一冊である。
[1]のぞみ
●希望がもてないつらさ
●好きで嫌われ者になる人はいない 他
[2]出会い
●出会いに無駄なことなどない
●悲しみをためこみすぎると 他
[3]絆
●悩みを分け合う
●心を寄せる人に向かっていく 他
[4]癒し
●還る家はありますか
●悩むことは心をたがやすこと 他
[5]旅立ち 丸見直すチャンスはいくらでもある
●変化を起こしませんか 他
目次
1 のぞみ(希望がもてないつらさ;好きで嫌われ者になる人はいない ほか)
2 出会い(出会いに無駄なことなどない;悲しみをためこみすぎると ほか)
3 絆(悩みを分け合う;心を寄せる人に向かっていく ほか)
4 癒し(還る家はありますか;悩むことは心をたがやすこと ほか)
5 旅立ち(見直すチャンスはいくらでもある;変化を起こしませんか ほか)
著者等紹介
富田富士也[トミタフジヤ]
1954年、静岡県御前崎町生まれ。民間青少年相談援助活動を通して、コミュニケーション不全に悩み引きこもる子ども、若者の存在に光をあてる。現在は幼児教育も含め、カウンセリングの“専門性”を高めることよりも、日常・生活化をすすめる「コミュニケーションワーク」の普及に努めている。千葉明徳短大幼児教育科客員教授、千葉大教育学部非常勤講師。著書に『ストレスから子どもを守る本』(PHP研究所)、『還る家をさがす子どもた』(東山書房)、『ドラマチック・ファミリー』(北水)、『キレる前に気づいてよ』(佼成出版社)、『家族相談室』(毎日新聞社)他多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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