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父は子に何ができるか―われらが体験的教育論

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569614564
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0012

出版社内容情報

自分たちは親から何を学び、いかにわが子に継承しているか。教育における父親の役割とは。言論界の両大御所による歯に衣着せぬ教育論。

少年犯罪、学級崩壊、学力低下など、いわゆる教育問題が議論される際に、学校や教師のあり方が問われることは多いが、家庭教育のあり方、ことに「父親は何をすべきか」が問われることは少ない。

▼両著者はこれまで、学者、ジャーナリストという、それぞれの立場から、日本の教育問題について、さまざまな論考、提言を発表してきた。その彼らが人生を振り返りつつ、「自分たちは父から何を学び、それをいかに子供たちに継承しているか。家庭教育における父親の役割とは何か」について語り合った。

▼仕事はしないが、プライドだけは高い父によって刷り込まれた「学問への志」。薩摩隼人で、正義のためならヤクザにも警官にも立ち向かう父から学んだ「男のダンディズム」……。いずれもが型破りな父でありながら、その生き様が両著者の人格、人生に多大な影響を及ぼしているところが垣間見え、興味深い。

▼日本の言論界に一石を投じてきた両雄による体験的教育論。

●第1章 父から受け継いだ精神 
●第2章 親と師と人生と 
●第3章 親も変われ、学校も変われ

内容説明

男親にしか伝えられない愛情がある。世論に一石を投じてきた両論客が本音で語る痛快対談。

目次

第1章 父から受け継いだ精神(男としての師匠;父が遺した人的遺産;喧嘩は男の必要悪 ほか)
第2章 親と師と人生と(家庭での躾は四歳まで;「学問のある人」への尊敬;子供への余計な助言 ほか)
第3章 親も変われ、学校も変われ(教えるべきは競争意識;「ニュージーランドの鳥」;悪しき平等主義の末路 ほか)

著者等紹介

渡部昇一[ワタナベショウイチ]
1930年、山形県生まれ。1955年上智大学大学院修士課程修了。ドイツ、イギリスに留学後、母校で教鞭をとる。そのかたわらアメリカ各地でも講義。現在、上智大学教授。Dr.Phil.(1958)、Dr.Phil.h.c.(1994)。専門の英語学だけでなく、歴史、哲学、人生論など執筆ジャンルは幅広い。主な著書に、『知的生活の方法』(講談社現代新書)、『英文法史』(研究社)、『ドイツ参謀本部』(中公新書)、『努力しだいで知性は磨かれる』『後悔しない人生』『「最高の自分」をつくる秘訣』『孫子・勝つために何をすべきか(共著)』『国を売る人びと(共著)』(以上、PHP研究所)、『自分の壁を破る人 破れない人』(三笠書房)、『知的生活を求めて』(講談社)、『これで日本の教育は救われる』(海竜社)などがある

屋山太郎[ヤヤマタロウ]
1932年、福岡県生まれ。1959年東北大学文学部仏文科卒業、時事通信社に入社。ローマ特派員、首相官邸キャップ、ジュネーブ特派員を務める。解説委員を経て政治評論家として独立。TBS「日曜放談」のレギュラーを7年間務めた。主な著書に、『日本の政治はどう変わったか』『責任者、出てこい』『怒れ!日本人』(以上、PHP研究所)、『世直し「減税革命」』『コメ自由化革命』『官僚亡国論』『私の喧嘩作法』(以上、新潮社)などがある
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