PHP新書<br> 養生訓に学ぶ

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養生訓に学ぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569614137
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

江戸時代の儒者・貝原益軒による『養生訓』は単なる健康のハウツウではなかった。心身をいたわり人生を真に楽しむ「養生の思想」の現代的意義を解く。

江戸中期の医師であり儒学者であった貝原益軒が著した『養生訓』。時代を超えて多くの日本人に読み継がれてきただけでなく、最近では世界的にもその思想への関心が高まっている。

▼天地と遠い祖先からの授かりものである「いのち」への畏敬、老いてこそ真に味わうことができる人生の楽しみ、心身のもとは「気」の流れであるとする身体観、人間に備わっている「自然治癒力」への信頼……益軒が説く「養生」とは単なる健康のハウツウではなく、江戸という成熟社会に暮らす人々の生き方の思想であった。それは飽くなき消費生活への反省を迫られ、また医療テクノロジーに自らの生死を翻弄されている現代人にとっても、きわめて示唆するところの大きいメッセージになっている。

▼本書では、病や老いといった人間の「弱さ」に温かなまなざしを注いできた著者が、名文で知られる益軒の味わい深い文章を読みといていく。健やかな心身のための珠玉の一冊である。

[第1部]『養生訓』の思想 
●いのちへの畏敬 
●楽しみの人生 
●気の思想 
●自然治癒力への信頼 
[第2部]『養生訓』の方法 
●食養生と性養生 
●呼吸と導引 
●メンタルへルス 
●慎病・択医・用薬 
●育幼と養老 
[第3部]『養生訓』の影響 
●養生書の盛行 
●養生の実践者 
●『養生訓』と現代医学 

内容説明

江戸時代の儒家・貝原益軒が著した『養生訓』。天からの授かりものである「いのち」への畏敬、老いてこそ真に味わえる人生の楽しみ、心身の本は「気」であるとする身体観、人間に備わる自然治癒力への信頼―益軒が説く「養生」とは、たんなる健康のハウツウではなく、江戸という成熟社会に暮らす人々の生き方の思想であった。『養生訓』のことばから、飽くなき消費生活への反省を迫られ、医療テクノロジーに自らの生死を翻弄される現代人へのメッセージを読みとく。健やかな心身を保ち養うための、珠玉の一冊。

目次

第1部 『養生訓』の思想(いのちへの畏敬;楽しみの人生;気の思想;自然治癒力への信頼)
第2部 『養生訓』の方法(食養生と性養生;呼吸と導引;メンタルヘルス;慎病・択医・用薬 ほか)
第3部 『養生訓』の影響(養生書の盛行;養生の実践者;『養生訓』と現代医学)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュリ

2
呼吸を整える、食べ過ぎない、動くなど、現代人に役立つことが養生訓では説かれています。貝原益軒自身が長生きしていたので説得力があります。 養生訓を読むのは難しそうだけど、この本はエッセンスを紹介しているのでわかりやすいです。2014/11/24

シュラフ

0
貝原益軒の『養生訓』の解説本。『養生訓』では東洋医学に基づく「気」を中心とした養生の考え方で、「気」を保つため人の生き様について書いている。現代の我々も考えさせられる点は多い。十代は父母に養われる"生計"、二十代は身を立てる"身計"、三十代~四十代は家を保つ"家計"、五十代は子孫のことを考える"老計"、そして六十代以上は「わが死後のことをいとなみはかる」とある。合理主義は理屈の世界。理屈が高じると往々にして極端な結論に陥りがち。非合理ながら「人は天命によって生かされている」と思えば我々の人生の意味も理解。2012/10/13

健康平和研究所

0
54ページ 養生の術は「身をうごかし、気をめぐらす」ことにある2020/05/18

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